複前打音(double appoggiatura)の弾き方解説
複前打音(double appoggiatura)の意味とピアノでの弾き方をサンプルの楽譜を使ってわかりやすく解説します。
今回用意した楽譜はこちら。
複前打音はある音を装飾するために使われる音で、少し小さいサイズの2つ以上の音符で表わす音楽記号です。
音符の棒は必ず上向きです。
楽譜では、複前打音「シドレ」が「ミ」を飾っています。
その曲が作られた年代や演奏者の表現によって、弾き方が二通りに分かれます。
一つは「シ」が拍の頭に来る弾き方です。その場合「ミ」の長さが削られます。
(楽譜は一例です)
もう一つは「ミ」が拍の頭に来る弾き方です。その場合「シドレ」は前の2分音符の音「ド」の後ろに入るので、「ド」の長さが削られます。
(楽譜は一例です)
なお、複前打音をどれくらい速く演奏するかは、演奏者の解釈に委ねられます。
まとめ
複前打音(double appoggiatura)の意味とピアノでの弾き方について解説しました。
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。