女の子のドレス選びのポイント
ピアノコンクールとピアノ発表会では女の子のドレスを選ぶポイントが少し違います。
子ども、学生、大人についても少しずつ違うので、それぞれ参考にしてください。
子どもの場合、ピアノコンクールとピアノ発表会ではそれほど差はありませんが、華美すぎて弾きにくそうなドレスはNGです。
中学生、高校生の場合は、やはり学生らしい清潔感のある服が良い印象を与えるでしょう。
学生服でも別に構わないのですが、弾きにくいと逆にマイナスになります。
大学生の場合、ロングドレスを着ることはステージで演奏する勉強の一つなので良いと思います。
しかし、演奏会向きではないロングドレスで弾かれる方もときどきいらっしゃいます。
胸が開きすぎたりピチピチだったりすると印象が悪くなるので注意しましょう。
素材も演奏会用のドレスは生地が厚くてしっかりしています。
いずれにしても、コンクールではステージマナーも採点の対象になるので、その一環として衣装を選ぶことは重要です。
弾きやすい服
ウエストがストンとなっている服は、座り方に注意しないと演奏中に背中の生地が引っ張られる可能性があります。
Aラインの洋服・ドレスが安心です。
手の交差や跳躍が多い曲は、腕や肩の周りがきつすぎると弾きにくいです。
ふんわりした長袖は演奏の邪魔になることもあるので、演奏会用のロングドレスがノースリーブが多いのはそのためです。
肌触りも重要なポイントです。
チクチクして気になっては演奏に集中できないので、試着の時に注意しましょう。
会場内には主演者控室を設置しているところもあり、無くてもいざとなったらトイレでも着替えられます。
ペダルの踏みやすい靴
靴はペダルを踏む方には大変重要です。
バックバンドのないミュールなどはNGです。
見た目もおかしいし、足先の位置が安定せず、ペダルがとても踏みにくいです。
爪先が開いている靴もおすすめできません。
高すぎたり細すぎるヒールも安定感がないのでやめましょう。
最近はピアノ演奏用の靴も販売されていますが、少々値段が高いので社交ダンス用シューズを使うのも一つの手です。
靴底に鹿革やバックスキンが貼ってあるタイプが滑らず、ペダル音も出にくいのでぴったりです。
購入前には必ず試着しましょう。
見た目
特にロングドレスは無地が無難です。
アクセサリー類も華美でない方が良いと思います。
着る服や履く靴が決まったら、本番と同じ格好で練習して慣れておくことが大切です。
アクセサリーを付ける人は装着して弾いてみましょう。
体温調節
コンクールの衣装に、特に季節感はありません。
会場内は夏でもクーラーが効きすぎていることもあります。
上に羽織る物を必ず用意して、本番直前まで着ておきましょう。
その他、カイロ、首を暖めるストール、手袋、ハンカチなどは全季節の必需品です。
コンクール本番の演奏に備えて
コンクールや発表会などをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。
スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。
改善すべきポイントがきっと見つかります。
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また、コンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。
丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。
暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。
興味のある方はぜひお読みください。
皆様のピアノライフを心から応援しております。

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。