ワルツ イ短調 遺作~ショパン
初中級~中級★★☆
イ短調
ワルツ第19番で、死後に発見されたため遺作と言われます。
主題が繰り返され、自由なロンド形式のようです。
強弱や緩急などの変化をつけて、少し揺れながら弾くと素敵です。
ショパン作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。
興味のある方は一度ご覧ください♪
楽譜はこちら。
構成
効率よく暗譜するためにも参考にしてください。
暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。
※記号は一応の目安~ほぼ4小節ずつ
繰り返しもいれています。
あ{A-B-A-C}
い{D-E-D-E}
う{A-F-G-H}
う{A-F-G-H}
え{A-B-I-J}
弾き方
Allegretto「やや速く」
A…4分の3拍子の3拍目から始まります。この主題が曲中に散りばめられているので、自由なロンド形式と見なされることもあります。
4小節目の装飾音は複前打音です。複前打音の弾き方 ペダルの踏み方
B…simileの弾き方 Aとよく似ていますが、左手が変わっています。特に3小節目の3拍目は要注意です。フレーズの終わりはハ長調になります。
C…前半と後半で雰囲気の違いを出しましょう。後半は柔らかく収めます。
D…少し積極的に進みます。
E…1小節目の3連符と5連符は自然につなぎましょう。 8vaの弾き方
F…4小節目は半終止のように。
G、H…曲想が急に軽やかになります。装飾記号はプラルトリラーです。プラルトリラーの弾き方
I…後半はフッと力が抜けるような感じです。
J…装飾記号はトリルです。トリルの弾き方 特に遅くする指示はないので、自然な速さで終わります。
動画のピアノ演奏は参考なので作曲者の指示した速さで弾いています。
もう少しゆっくりでも大丈夫です。
本番の演奏に備えて
発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。
スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。
改善すべきポイントがきっと見つかります。
もしピアノ講師からのアドバイスをお求めの場合は、我々がおこなっているPianeysのピアノLINEレッスンをご利用ください。
録画した動画をLINEで送るだけで、最短当日、アドバイスをお返しいたします。
また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。
丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。
暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。
興味のある方はぜひお読みください。
皆様のピアノライフを心から応援しております。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。