ソナチネ Op.36-3 第1楽章～クレメンティ

初中級～中級★☆☆
ハ長調

この曲はクレメンティの代表作「６つのソナチネ」の第3番第1楽章で、生き生きとした元気な曲です。

ソナチネアルバムでは第9番第1楽章です。

コンクールにもよく選曲されています。

クレメンティ作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。

興味のある方は一度ご覧ください♪

楽譜はこちら。

ソナチネアルバム 1

構成

効率よく暗譜するためにも参考にしてください。

暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。

※記号は一応の目安～ほぼ４小節ずつ
繰り返しは省略しています。

ソナタ形式

提示部
あ｛Ａ－Ｂ－Ｃ｝
い｛Ｄ（３小節）－Ｅ（２小節）｝
う｛Ｆ（３小節）－Ｆ’（３小節）－Ｇ（３小節）｝

展開部
え｛Ｈ（３小節）－Ｉ（５小節）｝

再現部
あ’｛Ａ’－Ｂ’（２小節）－Ｊ－Ｋ（３小節）｝
い’｛Ｄ’（３小節）－Ｅ’（２小節）｝
う’｛Ｆ’’（３小節）－Ｅ’’（２小節）－Ｆ’’’（３小節）－Ｇ’（３小節）｝

弾き方

Spiritoso「生き生きと」

Ａ…第１主題が元気に始まります。左右のバランスを考えて弾きましょう。１小節目、右手同音連打は同じ指で弾かないように。

Ｂ…１、２小節目の４分音符の長さを守ります。４小節目の左手のスラーは歌わせます。

Ｃ…右手の上の音を聴きながらだんだん強くしていきます。　ペダルの踏み方

Ｄ…第２主題でト長調になりました。　dolce「やさしく」　２小節目、右手の装飾音は短前打音です。　短前打音の弾き方

Ｆ…３小節目の装飾記号はトリルと後打音です。　トリルの弾き方　後打音の弾き方

Ｉ…ゆっくりせずにだんだん弱めていきます。

Ａ’…再現部は提示部の１オクターブ下になっています。

Ｆ’’…再現部の第２主題はハ長調です。

本番の演奏に備えて

発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。

スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。

改善すべきポイントがきっと見つかります。

もしピアノ講師からのアドバイスをお求めの場合は、我々がおこなっているPianeysのピアノLINEレッスンをご利用ください。

録画した動画をLINEで送るだけで、最短当日、アドバイスをお返しいたします。

また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。

丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。

暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。

興味のある方はぜひお読みください。

皆様のピアノライフを心から応援しております。