ソナチネ Op.36-5 第2楽章 スイスの歌～クレメンティ

初中級～中級★☆☆
ハ長調

クレメンティはイタリアの作曲家ですが、母親はスイス人でした。

この曲はクレメンティの代表作「６つのソナチネ」の第5番第2楽章で、ソナチネアルバムでは第11番になっています。

ソナチネの第2楽章としては異色ですが、とても新鮮でさわやかな曲です。

クレメンティ作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。

興味のある方は一度ご覧ください♪

楽譜はこちら↓↓

ソナチネアルバム 1

構成

効率よく暗譜するためにも参考にしてください。

暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。

※記号は一応の目安～ほぼ４小節ずつ

あ｛Ａ（６小節）－Ｂ（６小節）｝
あ’｛Ａ’（６小節）－Ｂ’（６小節）｝
い｛Ｃ－Ｄ－Ｃ’－Ｄ’｝
う｛Ｅ－Ｆ｝
あ｛Ａ（６小節）－Ｂ”（６小節）｝
あ”｛Ａ”（６小節）－Ｂ”’（５小節）｝
え｛Ｇ－Ｈ－Ｉ（２小節）

弾き方

Allegro moderato「普通より少し速く」

装飾音符、装飾記号がたくさん出てきます。

時代から考えると拍の頭に合わせて弾き始める方が良いと思います。

Ａ…dolce「優しく」。　始めの装飾記号は複前打音です。　複前打音の弾き方
３拍目の装飾記号はターンです。　ターンの弾き方　ターンは４音と５音の二通りの弾き方がありますが、スピード感を重視して４音の方にしました。

Ｂ…装飾音は短前打音です。　短前打音の弾き方

Ａ’、Ｂ’…Ａ、Ｂとほとんど同じ旋律ですが、強弱の表現を出しましょう。

Ｃ、Ｄ…スラーの付け方は出版社によって異なるようですが、今回は全音版に基づいて弾いています。leggiero「軽やかに」。左手伴奏はなめらかに弾きます。

Ｃ’、Ｄ’…Ｃ、Ｄよりも音量を出して。

Ｅ…急に弱くすると効果的です。

Ｆ…rallent.「ゆっくり」。フェルマータで半終止します。　ペダルの踏み方

Ａ”、Ｂ”’…音量は出しますが、荒い音にならないように気を付けましょう。

Ｇ、Ｈ…左手の付点４分音符をたっぷり響かせます。

Ｉ…最後は特にゆっくりはしません。

動画のピアノ演奏は参考なので作曲者の指示した速さで弾いています。

違う速さでも大丈夫です。

本番の演奏に備えて

発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。

スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。

改善すべきポイントがきっと見つかります。

もしピアノ講師からのアドバイスをお求めの場合は、我々がおこなっているPianeysのピアノLINEレッスンをご利用ください。

録画した動画をLINEで送るだけで、最短当日、アドバイスをお返しいたします。

また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。

丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。

暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。

興味のある方はぜひお読みください。

皆様のピアノライフを心から応援しております。