トルコ風ロンド～ブルグミュラー

初中級～中級★☆☆
イ短調

トルコ（オスマン帝国）は強国で、西洋ではトルコ趣味という言葉ができるほど憧れ恐れられていました。

この曲はできるだけ歯切れよく速く弾く方が良さが出ると思います。

ブルグミュラー作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。

興味のある方は一度ご覧ください♪

楽譜はこちら。

構成

効率よく暗譜するためにも参考にしてください。

暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。

※記号は一応の目安～ほぼ４小節ずつ

あ｛Ａ（２小節）｝
い｛Ｂ－Ｃ－Ｂ’－Ｄ｝
う｛Ｅ－Ｅ’（３小節）－Ｆ｝
い’｛Ｂ－Ｄ’｝
え｛Ｇ－Ｈ－Ｇ’－Ｉ｝
お｛Ｊ－Ｋ－Ｊ’－Ｌ｝
か｛Ｍ－Ｎ－Ｇ’－Ｉ－Ｏ｝
い｛Ｂ－Ｃ－Ｂ’－Ｄ｝
う｛Ｅ－Ｅ’（３小節）－Ｆ｝
い’｛Ｂ－Ｄ’｝
え｛Ｇ－Ｈ－Ｇ’－Ｉ’｝
き｛Ｐ－Ｑ－Ｐ’－Ｒ（３小節）｝
く｛Ｓ－Ｔ（５小節）｝

弾き方

Allegretto「やや速く」ですが、メトロノームの指示ではかなり速い曲です。

２拍目の表、又は裏から始まるアウフタクトと考えて演奏しましょう。

Ａ…前奏です。スタッカートは短めを心がけます。

Ｂ…右手の旋律とリズムがこの曲の主題です。題名のロンドというのは、何回もこの主題が登場することを表しています。
ここからはスタッカートの記号が省略されていますが、senmpre stacc. il basso「低音部は常にスタッカートで」の指示があります。leggiero「軽快に」
右手の１６分音符の長いフレーズは歌わせてください。

Ｃ…４小節目の装飾音は短前打音です。短前打音の弾き方

Ｂ’…Ｂと同じ旋律ですが、大きな音で弾き分けます。

Ｄ…しっかり弾き切ります。次はすぐにｐ（弱く）。

Ｅ、Ｅ’…スタッカートとスラーをしっかり区別するとカッコイイです。

Ｆ…主題に戻る移行部です。

Ｇ、Ｇ’…しっかり和音をつかんで堂々と弾きましょう。ペダルの踏み方

Ｈ、Ｉ…繊細に。

Ｊ…ここからイ長調になり気持ちが華やぎます。dolce「やわらかく、優しく」　legato「なめらかに」

Ｋ…３小節目の装飾音は複前打音です。複前打音の弾き方

Ｊ’…Ｊの旋律がオクターブになりました。piu f「今までより強く」

Ｌ…音を揃えてきれいに音階を弾きましょう。

Ｍ、Ｎ…ここは嬰ヘ短調です。左手の２分音符はしっかり伸ばして響かせます。

Ｏ…主題に戻る移行部です。後半はイ短調になって不安感を出します。 dim. e. poco rit.「だんだん弱く、そして少しゆっくり」　sf「その音を強く目立たせて」

Ｉ’…３小節目、左手の４分休符に注意。

Ｐ、Ｑ…左手にメロディーが移りました。ちょっと弾きにくいのでがんばってください。　ben cresc.「非常に強めていく」

Ｐ’…最後の主題です。華やかに弾きましょう。

Ｓ…弾きにくい音階です。指使いを考えて決めたら固定します。

Ｔ…大曲の締めらしく、堂々と終わります。

動画のピアノ演奏は参考なので作曲者の指示した速さで弾いています。

もう少しゆっくりでも大丈夫です。

本番の演奏に備えて

発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。

スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。

改善すべきポイントがきっと見つかります。

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録画した動画をLINEで送るだけで、最短当日、アドバイスをお返しいたします。

また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。

丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。

暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。

興味のある方はぜひお読みください。

皆様のピアノライフを心から応援しております。