小さな黒人～ドビュッシー

初中級★★★
ハ長調

同じフレーズの繰り返しが多いので暗譜がお得です。

リズム感、表現力のある人向き。

黒人の子供達がケーキをもらいたくてダンスを踊ったというところからケークウォーク（Cakewalk）と言われるという説があります。

ケークウォークのダンスステップをオシャレに演奏してほしいです。

楽譜はこちら↓↓
ドビュッシーピアノ曲集(8)

この曲の小節ごとの詳しい弾き方の解説は、ピアノ演奏攻略noteをご確認ください。

発表会やコンクールを前に、演奏のレベルアップをしたい方には必見の内容です。

こちらからご確認ください↓↓

弾き方解説の簡易版は以下に続きます。

構成

効率よく暗譜するためにも参考にしてください。

暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。

※記号は一応の目安～ほぼ４小節ずつ

あ｛Ａ－Ｂ－Ａ’－Ｃ｝
経過（５小節）
い｛Ｄ－Ｅ－Ｄ’－Ｅ’（５小節）｝
あ｛Ａ’’－Ｂ－Ａ’－Ｃ’｝
い｛Ｄ－Ｅ－Ｄ’－Ｅ’（５小節）｝
あ｛Ａ’’－Ｂ－Ａ’－Ｃ’’｝

弾き方

Ａ…très rythméは「リズムを非常にはっきりと」という意味です。左手はノンレガートで強弱記号の通りに膨らませます。指使いはしっかり決めて、毎回同じにします。marcatoは「音の一つ一つをはっきりと奏すること。」です。スラーの付いている場所とそうでない場所を弾き分けています。

Ｂ…左手の下行形に沿ってだんだん弱くして行きますが、３小節目で突如フォルテになります。

Ａ’…左手は右手と接近しているので、メロディーの邪魔にならないように注意しましょう。出来るだけ短いスタッカートにします。Ａと違ってだんだん弱くしていきます。

Ｃ…１拍めにアクセントを付け、正確なリズムで急激に盛り上がります。３小節目にはたくさんアクセントが付いています。最後のフェルマータではしっかり停まりましょう。

経過…夢の中にずんずん引き込まれていくように。un peu retenu は「すぐに少し遅く」という意味です。規則正しいテンポで弾かなくても良いと思います。
ペダルもあった方がよいです。　ペダルの踏み方

Ｄ…もとの速さに戻します。内声は弱くする方が上品です。douxは「優しく」。expressifは「表情豊かに」。
una corda・tre cordaの弾き方

Ｅ…３、４小節目は伸ばしている音をよく聴きながら、内声を弾きましょう。

Ｄ’…右手の装飾音は短前打音です。　短前打音の弾き方

Ｅ’…後半８分音符は２つずつ切ります。同じ音型を繰り返して緊張感を高めて行きます。Retenuは「ただちに遅く」という意味です。

Ａ’’…Ａに左手の旋律が加わっています。この音はしっかり出していきます。

Ｃ’…最後は強く切ります。その後うんと弱く。

Ｃ’’…最後の２つの音は短すぎないように。ペダルも１つずつに付いています。

さらに詳しい弾き方は、ピアノ演奏攻略noteをご確認ください↓↓

ドビュッシー作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。

興味のある方は一度ご覧ください♪

本番の演奏に備えて

発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。

スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。

改善すべきポイントがきっと見つかります。

もしピアノ講師からのアドバイスをお求めの場合は、我々がおこなっているPianeysのピアノLINEレッスンをご利用ください。

録画した動画をLINEで送るだけで、最短当日、アドバイスをお返しいたします。

また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。

丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。

暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。

興味のある方はぜひお読みください。

皆様のピアノライフを心から応援しております。