マーチ(BWV Anh.122)~C.Ph.E.バッハ
初級~初中級★★☆
ニ長調
マーチは行進曲ということで生き生きと勇壮なイメージですが、この曲はそういうタイプではありません。
乱暴にならないようにていねいに弾きましょう。
C.Ph.E.バッハはJ.S.バッハの次男で、西洋音楽史において重要な役割を果たしました。
C.Ph.E.バッハ作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。
興味のある方は一度ご覧ください♪
楽譜はこちら↓↓
アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア練習帳
構成
効率よく暗譜するためにも参考にしてください。
暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。
※記号は一応の目安~ほぼ3小節ずつ
繰り返しは入れていません。
あ{A-B-C}
い{D(4小節)-E(4小節)-F(2小節))-G}
弾き方
この曲は2分音符を1拍に数えて1小節に2拍ある、2分の2拍子です。
2拍目の裏拍から始まるので、どの小節も2拍目の裏拍を意識してください。
様々な校訂版が出ていますが、原典版を使って私の解釈で弾いています。
A…1小節目はシンコペーションのリズムです。最初の4分音符を軽く切って、2分音符に重みをかけます。乱暴にならないように。
左手4分音符はノンレガートにしています。規則正しい足取りをイメージして。
B…原典版にはスラーなどの表記はありませんが、ここは順次進行なのでレガート気味に弾いています。左手を大切に弾きましょう。
C…装飾音は長前打音とトリルです。 長前打音の弾き方 トリルの弾き方 ここでの長前打音は、トリルの弾きだす音と考えてよいです。
C、G…同音連打は重くならないように指を変えて弾きましょう。右手は高らかに。
E…左手の半音進行を意識してください。最後の小節の指使いが書いていない場合は、しっかり考えてきれいに弾けるように練習します。
F…終わる場合は少しだけ落ち着きます。
動画のピアノ演奏は参考なので作曲者の指示した速さで弾いています。
もう少しゆっくりでも大丈夫です。
本番の演奏に備えて
発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。
スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。
改善すべきポイントがきっと見つかります。
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また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。
丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。
暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。
興味のある方はぜひお読みください。
皆様のピアノライフを心から応援しております。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。