6つのエコセーズ~ベートーヴェン
初中級~中級★★★
変ホ長調
エコセーズは「スコットランド風の」という意味のフランス語です。
2拍子で演奏されれる舞曲で、ベートーヴェンの時代に流行したようです。
32小節の曲が6曲あり、続けて演奏します。
6曲弾いた後にコーダの付いた曲もありますが、そちらは後にブゾーニが編曲したものです。
前半(16小節)はいろいろなパターンになっていますが、後半(16小節)は同じなので、変奏曲風にも受け取れます。
テンポも色々変わるので面白さもあります。
ベートーヴェン作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。
興味のある方は一度ご覧ください♪
楽譜はこちら↓↓
先生が選んだピアノ名曲120選Ⅰ初級
構成
効率よく暗譜するためにも参考にしてください。
暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。
※記号は一応の目安~4小節ずつ
あ{A-B-A-C}
い{D-E-F-G}
う{H-I-H-J}
い{D-E-F-G}
え{K-L-K-M}
い{D-E-F-G}
お{N-O-N-O}
い{D-E-F-G}
か{P-Q-P’-Q}
い{D’-E-F-G}
き{R-S-T-U}
い{D”-E-F-G}
弾き方
Lebhaft und leicht「活気をもって軽快に」
doch nicht zu schnell「速すぎず」
A…軽く弾むように演奏しましょう。左手はノンレガートで
B、C…後半に向けてクレッシェンドをきかせるのがポイントです。最後の小節は荒くならないように注意しましょう。
D…堂々と
E…後半は歌わせます。
F…Dとは左手が違います。音量も落とします。
G…最後は軽くまとめましょう。終止線にフェルマータが付いているので、少し間を開けます。
H…Etwas ruhiger「やや落ち着いて」
I…1小節目の装飾記号はターンです。ターンの弾き方
J…テンポをゆるめないように、そのまま次に突入します。
D(2回目)…Erstes Zeitmaß「はじめの速さで」
K、L…Wieder etwas ruhiger「再びやや落ち着いて」スラーの場所をよく確認しましょう。
M…poco allarg.「少しずつゆっくり大きく」
D(3回目)…Erstes Zeitmaß「はじめの速さで」
N…Ruhiger「落ち着いて」
D(4回目)…はじめはゆっくり弱くから、だんだんスピードを上げていきます。
F(4回目)…Erstes Zeitmaß「はじめの速さで」
P、Q…前半と後半で音量など雰囲気を変えます。
D’(5回目)…Dとは最初の音が違います。はじめはゆっくり弱くから、だんだんスピードを上げていきます。
F(5回目)…Erstes Zeitmaß「はじめの速さで」
R…Ein klein wenig ruhiger「少しゆったりして」1,3小節目の装飾音は複前打音です。複前打音の弾き方
S…non legato「切って弾く」
D”(6回目)…D、D’とは最初の音が違います。Erstes Zeitmaß「はじめの速さで」
動画のピアノ演奏は参考なので、作曲者の指示した速さで弾いています。
もう少しゆっくりでも大丈夫です。
本番の演奏に備えて
発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。
スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。
改善すべきポイントがきっと見つかります。
もしピアノ講師からのアドバイスをお求めの場合は、我々がおこなっているPianeysのピアノLINEレッスンをご利用ください。
録画した動画をLINEで送るだけで、最短当日、アドバイスをお返しいたします。
また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。
丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。
暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。
興味のある方はぜひお読みください。
皆様のピアノライフを心から応援しております。

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。