メロディー～シューマン

初級★★★
ハ長調

シューマンがこどものために書いた『ユーゲントアルバム』の1曲目です。

シューマン作品の入門として弾かれることが多いです。

シューマンはこの曲を長女の7歳の誕生日に作りました。

その後次々と曲ができ、子どもの未来をのぞいてみようというコンセプトでこの曲集が生まれました。

家族との別れや義理の父との確執、自分の病気などに苦しんでいたシューマンにとって、子ども達と過ごす家庭が何よりの支えだったのでしょうね。

シューマン作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。

興味のある方は一度ご覧ください♪

楽譜はこちら。

ユーゲントアルバム Op.68 – シューマン
ピアノで奏でるクラシック・ベスト200［第一巻］
先生が選んだピアノ名曲120選Ⅰ初級

構成

効率よく暗譜するためにも参考にしてください。

暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。

※記号は一応の目安～４小節ずつ
繰り返しも入れています。

あ｛A－A｝
い｛B－C｝
い’｛B－C’｝

弾き方

けっして大げさに表現するのではなく、美しい音の流れを自然に表現しましょう。

声に出して歌うと旋律の流れがわかります。

ペダルはない方が綺麗と思ったので踏んでいません。

A…曲のバランスから見て、ここはぜひ繰り返しましょう。　リピート　左手は伴奏なので控えめにしますが、右手とハモっている音を感じてください。

B…右手の第1音目に小さな強弱記号がついています。アクセントというよりも、音をていねいに弾くとよいと思います。1小節ごとに気持ちが高まるので、左手で少し盛り上げていきます。最後の小節は付点4分音符をしっかり伸ばしてつなげましょう。

C…3小節目の3拍目の指使いは、最初は3で弾いて鍵盤に指を乗せたまま素早く5に変えます。

動画のピアノ演奏は参考なので作曲者の指示した速さで弾いています。

もう少しゆっくりでも大丈夫です。

本番の演奏に備えて

発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。

スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。

改善すべきポイントがきっと見つかります。

もしピアノ講師からのアドバイスをお求めの場合は、我々がおこなっているPianeysのピアノLINEレッスンをご利用ください。

録画した動画をLINEで送るだけで、最短当日、アドバイスをお返しいたします。

また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。

丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。

暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。

興味のある方はぜひお読みください。

皆様のピアノライフを心から応援しております。