ナポリの歌 Op.39-18~チャイコフスキー
初中級★★☆
変ホ長調
作品39「こどものためのアルバム」の中の第18番です。
チャイコフスキーの代表作であるバレエ音楽『白鳥の湖』にも使われています。
地中海に面した町ナポリは、燦燦と降り注ぐ太陽が似合います。
ナポリ民謡のような、少し庶民的な香りがする曲です。
チャイコフスキー作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。
興味のある方は一度ご覧ください♪
楽譜はこちら。
構成
効率よく暗譜するためにも参考にしてください。
暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。
※記号は一応の目安~ほぼ4小節ずつ
あ{前奏(1小節)-A-B(6小節)}
あ{A-B’(6小節)}
い{C-D}
い’{C-D’}
う{E-F}
う’{E-F’(6小節)}
弾き方
Comodo「気楽に」
スタッカートを生かすためにペダルは使いませんでした。
前奏…この左手をまず練習しましょう。音を揃えて、しかもカスタネットのように軽く弾くのはかなり難しいです。どのようにタッチすればよいか、指の角度などに注意してください。
A…grazioso「優雅に」。2小節目のアクセントが強すぎると優雅さがなくなってしまいます。sempre staccato「同様にスタッカート」
B、B’…後半の左手は特に目立つので、ていねいに弾きます。
C、D…左手は2小節ずつ変わっているのが、暗譜のポイントです。
E、F…Piu mosso「今までより速く」。ここからはスピードアップして、くるくる回るように楽しく弾きましょう。
F’…最後までスピードをゆるめず、弾き切ります。最後の休符にフェルマータが付いているのも意識してください。
動画のピアノ演奏は参考です。
もう少しゆっくりでも大丈夫です。
本番の演奏に備えて
発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。
スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。
改善すべきポイントがきっと見つかります。
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また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。
丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。
暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。
興味のある方はぜひお読みください。
皆様のピアノライフを心から応援しております。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。