音符のワーク・応用編
少し難しい音符の穴埋め問題をパズル感覚で解きましょう。
音符の名前や意味、長さを理解すれば、リズムはパターンで覚えられます。
解答は楽譜をまるごと五線譜に書いていただくと、より力が付くでしょう。
「答え」は拍子記号に合った演奏しやすい楽譜の書き方になっているので、参考にしてください。
解説には参考に数字の拍を入れましたが、「1と2と…」または「123,123」という風に考える方がリズム感と合うので、推奨します。
音声によるリズムを確認して、リズム練習にもお役立てください♪
音声のスピードは4分音符を1拍とする拍子(4分の2拍子、4分の3拍子など)では1拍がメトロノーム60、8分音符を1拍とする拍子(8分の3拍子、8分の6拍子など)では1拍がメトロノーム120になっています。
Q1:( )の中に一つだけ音符を入れてください
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拍子は8分の6拍子です。これは「8分音符を1拍として、1小節が6拍の曲」という意味です。
なお、8分の6拍子は2拍子系で「1.2.3,1.2.3」と3拍ずつ2回あると数えます。つまり、8分の3拍子+8分の3拍子と考えられます。
また、8分音符や16分音符の符尾と符尾を、まとめて繋いで書くと見やすくなります。符尾を繋ぐことを連桁(れんこう)と言います。
真ん中で分かれるように音符をまとめ、8分音符は3つ、16分音符は6つより多く繋がないのがルールです。
1小節目…4分音符1つ(2拍)16分音符4つ(2拍)8分音符1つ(1拍)で計5拍なので、残りはあと1拍になり、8分音符が入ります。
2小節目…16分音符8つ(4拍)なので、残りはあと2拍になり、4分音符が入ります。
3小節目…8分休符も8分音符と同じく1拍です。8分休符1つ(1拍)16分音符2つ(1拍)4分音符1つ(2拍)で計4拍なので、残りはあと2拍になり、4分音符が入ります。
リズムを確認する♪
Q2:( )の中に一つだけ音符を入れてください
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1小節目…8分音符2つ(2拍)8分休符1つ(1拍)で計3拍なので、残りはあと3拍になり、付点4分音符が入ります。
2小節目…16分音符3つ(1.5拍)8分音符2つ(2拍)4分休符1つ(2拍)で計5.5拍なので、残りはあと0.5拍になり、16分音符が入ります。2拍子系にするために、真ん中の2つの8分音符は繋げて書くことはできません。
3小節目…16分音符6つ(3拍)16分休符1つ(0.5拍)4分音符1つ(2拍)で計5.5拍なので、残りはあと0.5拍になり、16分音符が入ります。連桁(れんこう)して16分休符をこのような形で入れる方が演奏しやすいです。分けて書いても間違いではありません。
リズムを確認する♪
Q3:( )の中に一つだけ音符を入れてください
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1小節目…16分音符5つ(2.5拍)4分休符1つ(2拍)8分休符1つ(1拍)で計5.5拍なので、残りはあと0.5拍になり、16分音符が入ります。3拍分の休符は付点4分休符でもよいですが、付点休符はクラシック音楽ではあまり使われません。
2小節目…4分音符1つ(2拍)16分音符3つ(1.5拍)8分音符2つ(2拍)で計5.5拍なので、残りはあと0.5拍になり、16分音符が入ります。後半はこのように16分音符と8分音符を3拍分まとめて書くと演奏しやすいです。
3小節目…6拍分の音符は付点2分音符です。
リズムを確認する♪
Q4:( )の中に一つだけ音符を入れてください
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1小節目…付点8分音符1つ(1.5拍)付点4分音符1つ(3拍)で計4.5拍なので、残りはあと1.5拍になり、付点8分音符が入ります。
2小節目…8分音符2つ(2拍)8分休符1つ(1拍)付点8分音符1つ(1.5拍)16分音符2つ(1拍分)で計5.5拍なので、残りはあと0.5拍になり、16分音符が入ります。8分休符をこのような形で入れる書き方もあります。
3小節目…付点8分音符1つ(1.5拍)16分音符4つ(2拍)16分休符1つ(0.5拍)8分休符1つ(1拍)で計5拍なので、残りはあと1拍になり、8分音符が入ります。休符の並び順に注意しましょう。1.5拍の休符は付点8分休符を使うこともあります。
リズムを確認する♪
Q5:( )の中に一つだけ音符を入れてください
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拍子記号に注意して、8分の6拍子の書き方と混同しないようにしましょう。
1小節目…16分音符2つで8分音符と同じ長さです。 4分音符1つ(1拍)8分休符1つ(0.5拍)8分音符1つ(0.5拍)16分音符2つ(0.5拍)で計2.5拍なので、残りはあと0.5拍になり、8分音符が入ります。 16分音符2つと8分音符1つを1拍分まとめて書くと見やすいです。
2小節目…16分音符2つ(0.5拍)8分音符2つ(1拍)で計1.5拍なので、残りはあと1.5拍になり、付点4分音符が入ります。
3小節目…16分音符1つ(0.25拍)8分音符1つ(0.5拍)4分音符1つ(1拍)4分休符1つ(1拍分)で計2.75拍なので、残りはあと0.25拍になり、16分音符が入ります。
リズムを確認する♪
Q6:( )の中に一つだけ音符を入れてください
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1小節目…シンコペーションのリズムです。8分音符2つ(1拍)4分音符1つ(1拍)16分音符4つ(1拍)で計3拍なので、残りはあと1拍になり、4分音符が入ります。
2小節目…8分音符の3連符は、4分音符を1拍とする拍子では1拍分です。残りはあと3拍になり、付点2分音符が入ります。
3小節目…16分音符6つ(1.5拍)8分音符1つ(0.5拍)8分休符1つ(0.5拍)4分休符1つ(1拍分)で計3.5拍なので、残りはあと0.5拍になり、8分音符が入ります。4分音符を1拍とする拍子では、16分音符は4つより多く繋がないのが一般的で見やすいです。
リズムを確認する♪
Q7:( )の中に一つだけ音符を入れてください
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1小節目…8分音符の3連符(1拍)で、残りはあと3拍になり、付点2分音符が入ります。
2小節目…16分音符の5連符は、4分音符を1拍とする拍子では1拍です。残りはあと3拍になり、付点2分音符が入ります。
3小節目…4分音符の3連符は、4分音符を1拍とする拍子では2拍です。残りはあと2拍になり、2分音符が入ります。
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Q8:( )の中に一つだけ音符を入れてください
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1小節目…32分音符は2つで16分音符と同じ長さ、つまり4つで8分音符と同じ長さです。32分音符4つ(0.5拍)4分休符1つ(1拍)で計1.5拍なので、残りはあと0.5拍になり、8分音符が入ります。
2小節目…32分休符は32分音符と同じく0.125拍です。32分休符(32分音符)3つ(0.375拍)付点4分音符1つ(1.5拍)で計1.875拍なので、残りはあと0.125拍になり、32分音符が入ります。
3小節目…2種類の音符が混在している連符もあります。この場合は16分音符の5連符なので、4分音符を1拍とする拍子では1拍です。16分音符2つ分が抜けているので8分音符が入ります。
リズムを確認する♪
Q9:( )の中に一つだけ音符を入れてください
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1小節目…16分音符の5連符は、4分音符を1拍とする拍子では1拍です。8分休符1つ(0.5拍)4分音符1つ(1拍)4分休符1つ(1拍)で計3.5拍なので、残りはあと0.5拍になり、8分音符が入ります。
2小節目…16分音符の9連符は、4分音符を1拍とする拍子では2拍です。残りはあと2拍になり、2分音符が入ります。
3小節目…3連符だけで考えます。16分音符(0.5)8分休符(1)8分音符(1)で計2.5なので、残りは0.5で16分音符が入ります。
リズムを確認する♪
Q10:( )の中に一つだけ音符を入れてください
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1小節目…8分音符の4連符は、8分音符を1拍とする拍子では3拍です。8分音符の4連符(3拍)4分音符1つ(2拍)で計5拍なので、残りはあと1拍になり、8分音符が入ります。
2小節目…8分音符の5連符は、8分音符を1拍とする拍子では3拍です。8分音符の5連符(3拍)8分音符1つ(1拍)で計4拍なので、残りはあと2拍になり、4分音符が入ります。
3小節目…付点4分音符1つ(3拍)32分音符2つ(0.25拍)4分音符1つ(2拍)で計5.75拍なので、残りはあと0.25拍になり、16分音符が入ります
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。