ピアノ発表会におすすめ【古典派または古典派風の曲】
数あるピアノ発表会おすすめ曲の中から、古典派の作曲家の曲または古典派風な曲をピックアップして一覧にまとめています。
ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンを筆頭に18世紀後半から19世紀前半に栄えた音楽です。
その時代に生まれた曲と、古典派音楽風に作られた曲を選んでいます。
メロディーと伴奏の役割がはっきりしていて、起承転結がわかりやすいです。
表内の各曲は、各レベル内で作曲家の生誕順に並んでいます。不明の方(現代作曲家や楽譜共著者など)は推察して並べています。また、レベルは初心者(レベル1)からソナチネアルバム程度(レベル5)まで、5段階に分けて表しています
レベル | 曲名 | 作曲家名 | 楽譜 |
---|---|---|---|
特徴 |
1 | モデラート | ディアベリ | 楽譜 |
きっちりした印象の曲。7度の三和音があるので、手の小さい幼児には不向き | |||
2 | メヌエット ハ長調 K.6 | モーツァルト | 楽譜 |
優雅で落ち着いた感じの曲。短いがテクニックや表現力が試される | |||
2 | メヌエット ヘ長調 K.2 | モーツァルト | 楽譜 |
上品で優雅な曲。同じような旋律・リズムが多いので譜読みはお得 | |||
2 | エコセーズ WoO.23 | ベートーヴェン | 楽譜 |
スタッカートとスラーの対比が特徴的。あまり硬くなりすぎず優雅さも必要 | |||
2 | トルコ行進曲 | ベートーヴェン | 楽譜 |
原曲はオーケストラの曲で、こちらは簡単バージョンの編曲。エキゾチックなトルコ軍の行進 | |||
2 | エコセーズ Op.52-5 | フンメル | 楽譜 |
明るい曲。右手は単音、左手は二声。手の開きが必要 | |||
2 | チクタク時計 | ツェルニー | 楽譜 |
規則正しい時計のリズム。右手と左手のバランスに注意 | |||
2 | 小人の行進 | バース | 楽譜 |
4分音符中心の明るく活発な曲。小人というより小鬼のイメージ | |||
3 | アングレーズ | L.モーツァルト | 楽譜 |
上品な2拍子。レガートとノンレガートの対比を美しく | |||
3 | ソナチネ Op.36-1 第1楽章 | クレメンティ | 楽譜 |
明るくはつらつとした曲。古典派の入門曲として有名。余裕がある方は全楽章を | |||
3 | ソナチネ Op.36-1 第3楽章 | クレメンティ | 楽譜 |
軽快な曲。ユーモアも感じられる。遠近感を出して弾くと難易度が高く聞こえる | |||
3 | ソナチネ Op.36-3 第2楽章 | クレメンティ | 楽譜 |
シンプルで穏やかな曲。付点音符を正確に歌おう | |||
3 | アレグロ 変ロ長調 K.3 | モーツァルト | 楽譜 |
さわやかで愉快な曲。二人で会話をしているように | |||
3 | メヌエットとトリオ K.1 | モーツァルト | 楽譜 |
古典派らしい上品な曲。丁寧に楽譜を読みこむことがポイント | |||
3 | ソナチネ 第5番 第1楽章 | ベートーヴェン | 楽譜 |
ベートーヴェンの入門として最適。ト長調のソナチネとして有名 | |||
3 | アレグレット | ディアベリ | 楽譜 |
落ち着いた明るい曲。古典派の入門に。強弱をはっきりつけると良さが引き立つ | |||
3 | 小人の踊り | ディアベリ | 楽譜 |
アクセントが特徴的。左手の伴奏が弾ける速さがこの曲の速さを決める | |||
4 | ソナチネ | ベンダ | 楽譜 |
インパクトのある出だし。短調だが暗さはなくカッコいい | |||
4 | ソナチネ Op.36-1 第2楽章 | クレメンティ | 楽譜 |
しっとりと落ち着きのある美しい曲。単独で弾かれることはあまりない | |||
4 | ソナチネ Op.36-3 第3楽章 | クレメンティ | 楽譜 |
歯切れのよい元気な曲。スカッと清々しい。 | |||
4 | ソナチネ Op.20-1 第1楽章 | ドゥシーク(デュセック) | 楽譜 |
生き生きとしたリズムの明快な曲。余裕のある方は全楽章を | |||
4 | ソナチネ Op.20-1 第2楽章 | ドゥシーク(デュセック) | 楽譜 |
メヌエット。決してなよなよしないように。余裕のある方は第1楽章も | |||
4 | ソナチネ 第5番 第2楽章 | ベートーヴェン | 楽譜 |
単独の曲として『ロマンス』とも呼ばれる。愛情に満ちた曲 | |||
4 | ソナチネ 第6番 第1楽章 | ベートーヴェン | 楽譜 |
フレーズごとに表情が変わる楽しい曲。ヘ長調のソナチネとして有名 | |||
4 | ソナチネ 第6番 第2楽章 | ベートーヴェン | 楽譜 |
メリハリの効いたはずむ曲。ヘ長調のソナチネとして有名 | |||
4 | スケルツォ | フンメル | 楽譜 |
速くてさっそうとした曲。表現力がなければ平凡になってしまう | |||
4 | ソナチネ Op.55-1 第1楽章 | クーラウ | 楽譜 |
ソナチネアルバムの入門として弾かれる。親しみやすく明るい人気曲 | |||
4 | ソナチネ Op.55-1 第2楽章 | クーラウ | 楽譜 |
軽くてスピード感がある曲。同じ主題が繰り返されるので譜読みは楽。第1楽章と合わせて弾くとさらに素敵 | |||
5 | アレグロ | ハイドン | 楽譜 |
明るく軽快な曲。弦楽器をイメージして | |||
5 | ソナチネ Op.36-2 第1楽章 | クレメンティ | 楽譜 |
明るく生き生きした曲。オーケストラを意識して弾くとステキ | |||
5 | ソナチネ Op.36-2 第3楽章 | クレメンティ | 楽譜 |
すがすがしく若さあふれる曲。強弱の変化で大人っぽくなる | |||
5 | ソナチネ Op.36-3 第1楽章 | クレメンティ | 楽譜 |
生き生きとしたソナチネアルバムの定番曲。ソナタ形式を学ぶのに最適 | |||
5 | ソナチネ Op.36-4 第3楽章 RONDO | クレメンティ | 楽譜 |
軽快な曲。速く弾くのが得意な方にサラッと弾いてほしい | |||
5 | ソナチネ Op.36-5 第1楽章 | クレメンティ | 楽譜 |
明るく軽やかな曲。左手の正確さとスピード感が重要 | |||
5 | ソナチネ Op.36-5 第2楽章 スイスの歌 | クレメンティ | 楽譜 |
可愛らしいスイスの民族音楽。長調だが少し哀調も帯びている。装飾音が美しい | |||
5 | ソナチネ Op.36-5 第3楽章 RONDO | クレメンティ | 楽譜 |
明るく軽快な曲。色々な旋律が次から次へと登場し、飽きさせない | |||
5 | ソナチネ Op.36-6 第1楽章 | クレメンティ | 楽譜 |
6つのソナチネの集大成らしく、明るくポジティブな曲 | |||
5 | ソナタ K.545 第3楽章 | モーツァルト | 楽譜 |
元気で明快なロンド。いろいろな表情があって楽しい | |||
5 | 6つのエコセーズ WoO 83 | ベートーヴェン | 楽譜 |
明るくリズミカルな曲。6曲の後半は同じフレーズ。指の開きが必要 | |||
5 | ロンド | フンメル | 楽譜 |
あまり知られていない曲を弾きたい人におすすめ。オクターブあり | |||
5 | 序奏とロンド Op.151-4 | ディアベリ | 楽譜 |
深刻で重々しい序奏の後、一転して軽やかで明るい曲となる | |||
5 | ソナチネ Op.20-1 第1楽章 | クーラウ | 楽譜 |
ソナチネアルバムの発表会定番曲。各主題をのびのびと明るく | |||
5 | ソナチネ Op.20-2 第1楽章 | クーラウ | 楽譜 |
堂々として活発な曲。ソナチネの中では難しく、モーツァルトやベートーヴェンのソナタへのステップ | |||
5 | ソナチネ Op.55-2 第1楽章 | クーラウ | 楽譜 |
柔らかい第1主題からはじまり、全体的に明るく穏やかな曲 | |||
5 | ソナチネ Op.55-3 第1楽章 | クーラウ | 楽譜 |
ポジティブでカッコいい曲。音階を美しく | |||
5 | ともだちモーツァルト | 湯山昭 | 楽譜 |
モーツァルトのエッセンスが凝縮されている。モーツァルト好きにおすすめ |
本番の演奏に備えて
発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。
スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。
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また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。