16のワルツ 第15番~ブラームス
初中級~中級★★☆
変イ長調
作品39のワルツ集の第15番です。
この曲は曲集中で最も有名で「愛のワルツ」と言われています。
もともとは4手連弾でしたが、人気が高かったため、ブラームス自らソロ用も作曲しました。
子守歌風の穏やかな曲は心に染みわたります。
ブラームス作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。
興味のある方は一度ご覧ください♪
楽譜はこちら↓↓
構成
効率よく暗譜するためにも参考にしてください。
暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。
※記号は一応の目安~ほぼ4小節ずつ
繰り返しもいれています。
あ{A-B-A-C}
い{D-E(2小節)}
う{A-F}
い{D-E(2小節)}
う’{A’-F’}
弾き方
A…dolce「優しく」 ソプラノがメロディーなので少し他の音よりも出しますが、右手和音がバラバラにならず、きれいにハモルように気をつけましょう。
左手装飾記号はアルペジオです。アルペジオの弾き方
右手3小節目の装飾音は複後打音です。後打音の弾き方
4小節目の後半は次のメロディーにかかっていて、アウフタクトのような形になっています。
B…1,2小節目の右手上についた強弱記号のようなものは、丁寧に心を込めるという気持ちで弾くと良いと思います。
3小節目の右手にメゾスタッカートがあります。短くなりすぎないように注意しましょう。
半終止で疑問形のようになり次に続きます。カッコ付きリピートの弾き方
D、E…poco cresc.「少しずつ強くする」。Eの1小節目に向かって進みます。
F…Bと似ていますが、後半は変イ長調になっていて、完全終止の形です。
A’、F’…A、Fの変奏です。特に遅くする指示はないので、自然な速さで終わります。
動画のピアノ演奏は参考なので作曲者の指示した速さで弾いています。
違う速さでも大丈夫です。
本番の演奏に備えて
発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。
スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。
改善すべきポイントがきっと見つかります。
もしピアノ講師からのアドバイスをお求めの場合は、我々がおこなっているPianeysのピアノLINEレッスンをご利用ください。
録画した動画をLINEで送るだけで、最短当日、アドバイスをお返しいたします。
また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。
丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。
暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。
興味のある方はぜひお読みください。
皆様のピアノライフを心から応援しております。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。