ソナチネ Op.36-2 第1楽章~クレメンティ
初中級~中級★☆☆
ト長調
クレメンティはイタリアの作曲家です。
この曲はクレメンティの代表作「6つのソナチネ」の第2番第1楽章です。
ソナチネアルバムでは第8番になっています。
コンクールの課題曲にもたびたび取り上げられます。
また、発表会に向けて深く丁寧に練習するのも良い機会だと思います。
クレメンティ作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。
興味のある方は一度ご覧ください♪
楽譜はこちら。
構成
効率よく暗譜するためにも参考にしてください。
暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。
※記号は一応の目安~ほぼ4小節ずつ
繰り返しは省略しています。
ソナタ形式
提示部
あ{A-B}
い{C-D(2小節)-E-F}
展開部
う{G(5小節)-H-I(5小節)}
再現部
あ’{A’-B’}
い’{C’-D’(2小節)-E’-F’(5小節)}
弾き方
Allegretto「やや速く」
A…4分の2拍子の2拍目裏拍から第1主題がはじまります。最初の音はスタッカートがついているので、軽くすくい上げるようなタッチで弾きます。
B…2小節目はだんだん強くして先に行くと見せかけて、急に弱くします。fz「その音を強く」
C…第2主題でニ長調になりました。第1主題の堂々とした様子とガラリと変わり、かわいらしく涼やかに弾きます。右手の同じフレーズは2回目を少し強く弾きましょう。
E…CとEの4小節目は対比しています。Eは先に進んでいく感じです。暗譜のポイントにもなります。
F…左手は打楽器のように。
G…ホ短調になり、少し暗い気分です。左手は右手を追いかけています。
H…1小節目の左手、スラーの切れ目に注意してください。
I…だんだん遠ざかります。最後は半終止で「?」のように止まります。
A’…4小節目が暗譜のポイント。
B’…再現部の第2主題はト長調です。
E’…4小節目の左手、スラーの切れ目に注意してください。
F’…堂々と締めくくります。
動画のピアノ演奏は参考なので作曲者の指示した速さで弾いています。
もう少しゆっくりでも大丈夫です。
本番の演奏に備えて
発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。
スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。
改善すべきポイントがきっと見つかります。
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また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。
丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。
暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。
興味のある方はぜひお読みください。
皆様のピアノライフを心から応援しております。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。