プレリュード 作品28-7～ショパン

初中級～中級★★☆
イ長調

プレリュードとは前奏曲と訳されています。

J.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」から大きな影響を受けたショパンは、同曲集を真似て全ての調で作品を作り（24曲）、「プレリュード作品28」が出来上がりました。

この曲は第7曲で、太田胃散のテレビCMなどで耳なじみがありますね。

胃腸薬→イ長調の曲ということだとしたら、思いつかれた方はすごいです！

非常に短い曲なので、組み合わせ曲の１曲目によいと思います。

ショパンの入門として最適ですが、テクニック的にも表現的にも、やはりショパンはショパンで難しいです。

ショパン作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。

興味のある方は一度ご覧ください♪

楽譜はこちら

ショパン: プレリュード/パデレフスキ編 I (日本語ライセンス版) 

4期のピアノ名曲集 3

構成

効率よく暗譜するためにも参考にしてください。

暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。

※記号は一応の目安～２小節ずつ

あ｛Ａ－Ｂ－Ｃ－Ｄ｝
い｛Ａ’－Ｅ－Ｆ－Ｇ｝

弾き方

Andantino「アンダンテ（ゆっくり歩くくらいの速さ）より少し速く」

この曲は４分の３拍子の３拍目から始まっていて、各フレーズもそのようになっています。

２小節のフレーズはどれも同じリズムですが、表情は全て異なります。

Ａ…dolce「やさしく」　１小節目～２小節目にかけて、同じ和音が３回続きますが、気持ち程度にだんだん弱くすると綺麗です。最初の和音が反響しているようなイメージです。　Ｅ以外、ほぼ同様です。　ペダルの踏み方

Ｃ…タイの音を聴きながら弾きましょう。

Ａ’…タイで音を膨らませているので、最初のＡよりは少し音量を増やしてもよいと思います。

Ｅ…２小節目に１０度の和音があります。楽譜には「＃ラ」と「＃ド」を右手の親指を寝かせて同時に押さえ、しっかり同時に弾くようになっていますが、よほど手の大きな方しか無理でしょう。下から順にアルペジオで弾かれても良いと思います。

私はここを和音で響かせたかったので、左手の「＃ファ・＃ド・ミ」をアルペジオにして、残りの音を両手で同時に弾いています。

Ｆ…右手内声の「シ・ラ・＃ソ」を意識しましょう。

Ｇ…右手の装飾音は短前打音です。　短前打音の弾き方　タイでつながっているので、そのまま最後までのばします。

動画のピアノ演奏は参考です。

少し違う速さでも大丈夫です。

本番の演奏に備えて

発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。

スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。

改善すべきポイントがきっと見つかります。

もしピアノ講師からのアドバイスをお求めの場合は、我々がおこなっているPianeysのピアノLINEレッスンをご利用ください。

録画した動画をLINEで送るだけで、最短当日、アドバイスをお返しいたします。

また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。

丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。

暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。

興味のある方はぜひお読みください。

皆様のピアノライフを心から応援しております。