ソナタ L.94 K.74~D.スカルラッティ
初中級~中級★☆☆
イ長調
「L.」はイタリアの音楽家アレッサンドロ・ロンゴが付けた番号
「K.」はアメリカの音楽家ラルフ・カークパトリックが付けた番号
作曲者D.スカルラッティの時代にはピアノという楽器はまだ発明されておらず、この曲はチェンバロ用として作曲されています。
また、D.スカルラッティのソナタは全て1楽章のみになっています。
D.スカルラッティ作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。
興味のある方は一度ご覧ください♪
この曲は、晴れやかでバロックのカッコよさを実感できる曲です。
前半後半に分かれた二部形式で、それぞれ2回繰り返します。
繰り返し後の2回目は、奏者の即興で装飾音などを盛り込むことがありますが、今回は楽譜通りに演奏しています。
楽譜はこちら。
構成
効率よく暗譜するためにも参考にしてください。
暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。
※記号は一応の目安~ほぼ4小節ずつ
繰り返しは省略しています。
あ{A-B-C(1小節)-D(5小節)-E}
い{A’-F-B’-C’(1小節)-D’(5小節)-E’}
弾き方
Allegro「速く」
A、A’…高らかに演奏が始まります。装飾音はプラルトリラーです。 プラルトリラーの弾き方
プラルトリラーに関してはバロックの弾き方でその音の上から弾くとされています。プラルトリラーの最初の音は拍の頭に合わせます。この装飾音が弾ける速さが曲全体の速さになります。
左手は全てノンレガートで弾いても良いと思います。
B、D…前半と後半で強弱を変えて弾きます。チェンバロではおそらく2段の鍵盤を使って弾き分けるのだと思います。
C、C’…経過的なフレーズです。
E、E’…途切れないように一気に弾きましょう。一番最後だけ少し終わりらしく弾きました。
動画のピアノ演奏は参考なので作曲者の指示した速さで弾いています。
もう少しゆっくりでも大丈夫です。
本番の演奏に備えて
発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。
スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。
改善すべきポイントがきっと見つかります。
もしピアノ講師からのアドバイスをお求めの場合は、我々がおこなっているPianeysのピアノLINEレッスンをご利用ください。
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また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。
丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。
暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。
興味のある方はぜひお読みください。
皆様のピアノライフを心から応援しております。

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。