ともだちモーツァルト~湯山昭
初中級~中級★☆☆
ハ長調
好奇心旺盛で移り気なモーツァルト少年と一緒に出かけましょう。
オクターブ和音は出てきません。
特に左手の暗譜をしっかりがんばりましょう。
湯山昭作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。
興味のある方は一度ご覧ください♪
楽譜はこちら↓↓
構成
効率よく暗譜するためにも参考にしてください。
暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。
※記号は一応の目安~ほぼ4小節ずつ
あ{A-B-C-D(3小節)}
い{E-F-G-H}
あ’{A-B-C’-D(3小節)}
弾き方
A…leggiero「軽く」。右手の単旋律はのびのびと弾きます。前半は問いかけ、後半は答えのようなフレーズです。
ペダルの踏み方
ペダル記号には「かっこ」が付いているので、なくても大丈夫です。
左手の2分音符以外の音は控えめにします。
B…出だしはやさしく(dolce)包み込むような感じで。3小節目の「ファ」にはアクセントが付いていますが、優しい雰囲気が壊れないように弾きましょう。
C…右手のスラーの付き方に注意します。後半からイ短調になるので表情を変えましょう。
D…一瞬でハ長調に戻ります。こちらはモーツァルトによく出てくる終わり方の一つです。 トリルの弾き方
E…イ短調になりました。こちらもモーツァルトが好んだリズム音型です。始めのアクセントがポイントです。
F…最後で半音上がり緊張感が高まります。
G…ロ短調になりました。Eが発展した形になっています。更に強くなっていきます。
H…piu f「今までより大きく」。このフレーズは四声になっています。伸ばす音、伸ばさない音をしっかり確認しましょう。最後の小節のパッセージは少し弾きにくいので、指使いは自分に最良のものを決めて指で覚え込みます。
再び「あ」に戻りますが、ここまでのA~Hは全部違うパターンになっています。その都度表情を変えていくような表現力がなければ、つまらない曲になってしまいます。楽しさが伝わるように演奏しましょう。
動画のピアノ演奏は参考なので作曲者の指示した速さで弾いています。
もう少しゆっくりでも大丈夫です。
本番の演奏に備えて
発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。
スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。
改善すべきポイントがきっと見つかります。
もしピアノ講師からのアドバイスをお求めの場合は、我々がおこなっているPianeysのピアノLINEレッスンをご利用ください。
録画した動画をLINEで送るだけで、最短当日、アドバイスをお返しいたします。
また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。
丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。
暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。
興味のある方はぜひお読みください。
皆様のピアノライフを心から応援しております。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。