ソナチネ Op.55-2 第1楽章～クーラウ

初中級～中級★☆☆
ト長調

クーラウの『6つのソナチネ　作品55』の第2番です。

この曲はソナチネアルバムの第5番におさめられています。

モーツァルトを彷彿とさせる、簡潔にまとめられたソナチネです。

発表会という場に向けて深く丁寧に練習することは、古典派やソナタ形式を理解するうえで良い経験になるでしょう。

クーラウはドイツ生まれの作曲家で、ベートーヴェンにも会っているということです。

クーラウ作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。

興味のある方は一度ご覧ください♪

楽譜はこちら↓↓

ソナチネアルバム 1

構成

効率よく暗譜するためにも参考にしてください。

暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。

※記号は一応の目安～４小節ずつ
繰り返しは入れていません。

ソナタ形式

提示部
あ｛A－B｝
い｛C－D－E｝

展開部
う｛F－G｝

再現部
あ’｛A’－H－I｝
い’｛C’－D’－E’｝

弾き方

Allegretto「やや速く」

A…第1主題。dolce「優しく」　右手の主旋律を浮き出たせるために、左手伴奏は弱く弾きましょう。

B…2小節目は少しふくらませて歌うとステキです。

C、D…第2主題でニ長調になりました。2小節ごとに音量を増やしましょう。

D…3小節目の装飾音は軽く、ゴツゴツしないように弾きます。

E…最後は毅然と。sf「その音を強く」ペダルの踏み方

F…甘いメロディー。　3小節目は短前打音です。短前打音の弾き方

H…後半は前半のエコーのように。

I…最後の小節は、フレーズの終わりとはじまりの区別をつけましょう。

C’、D’…再現部の第2主題はト長調です。

動画のピアノ演奏は参考です。

もう少しゆっくりでも大丈夫です。

本番の演奏に備えて

発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。

スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。

改善すべきポイントがきっと見つかります。

もしピアノ講師からのアドバイスをお求めの場合は、我々がおこなっているPianeysのピアノLINEレッスンをご利用ください。

録画した動画をLINEで送るだけで、最短当日、アドバイスをお返しいたします。

また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。

丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。

暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。

興味のある方はぜひお読みください。

皆様のピアノライフを心から応援しております。