ソナチネ Op.55-3 第1楽章~クーラウ
初中級~中級★★☆
ハ長調
クーラウの『6つのソナチネ 作品55』の第3番です。
ソナチネアルバムの第6番です。
生き生きとした健康的な曲ですが、ソナチネアルバムの中ではあまり弾かれていないかもしれません。
ポジティブで明るい発表会曲をお探しの方におすすめです。
クーラウはドイツ生まれの作曲家で、ベートーヴェンにも会っているということです。
フルートの曲もたくさん作曲しています。
そういえばこの曲の高音の旋律もフルートに置き換えて演奏できますね!
クーラウ作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。
興味のある方は一度ご覧ください♪
楽譜はこちら↓↓
ソナチネアルバム 1
構成
効率よく暗譜するためにも参考にしてください。
暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。
※記号は一応の目安~ほぼ4小節ずつ
繰り返しは入れていません。
あ{A-B}
い{C-D}
う{E-F}
え{G-H-I(3小節)}
い’{C-D’-J}
う’{E’-E”(2小節)-K(6小節)}
弾き方
A…アウフタクトの弾きはじめは、リズムに乗るように弾きましょう。
dolce「優しく」なので、右手の重音が勇ましくなりすぎないように注意してください。
左手は右手の合いの手のように、鍵盤のそばで軽く、しかも指先はしっかり弾きます。
B…最後の小節は少しすぼめるように弱くします。
C…1,3小節目はしっかり弾き出し、2,4小節目は優しくなだめるように声を潜めます。
D…イ短調になりました。左手の和音の変化を感じましょう。後半はト長調になります。
E…右手のパッセージは指づかいを守って美しく弾きましょう。 ペダルの踏み方
F…1小節ごとにだんだん緊張を高めます。
G、H…急に弱くから始まり、どんどん上昇し盛り上げます。
I…緊張感を緩めていきます。
D’…前半はDと同じくイ短調ですが、後半はヘ長調です。
J…この2小節で音量を変化させましょう。
K…左手と右手が歌い合うように。カッコ付きリピートの弾き方
本番の演奏に備えて
発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。
スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。
改善すべきポイントがきっと見つかります。
もしピアノ講師からのアドバイスをお求めの場合は、我々がおこなっているPianeysのピアノLINEレッスンをご利用ください。
録画した動画をLINEで送るだけで、最短当日、アドバイスをお返しいたします。
また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。
丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。
暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。
興味のある方はぜひお読みください。
皆様のピアノライフを心から応援しております。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。