マズルカ ヘ長調 Op.68-3~ショパン
初中級~中級★★☆
ヘ長調
毅然とした印象ですが、哀愁漂う曲調が大人っぽいです。
作品68のマズルカは4曲あり、全4曲通しての演奏がされますが、この第3曲だけもよく取り上げられます。
マズルカのリズム「マズル」と「オベレク」が用いられています。
ショパン作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。
興味のある方は一度ご覧ください♪
楽譜はこちら。
構成
効率よく暗譜するためにも参考にしてください。
暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。
※記号は一応の目安~4小節ずつ
あ{ABAC}
い{DE}
あ’{A’B}
う{FGG’}
あ”{A”BAC}
弾き方
コラールのような4声で進みます。(上からソプラノ・アルト・テノール・バス)
とても美しい和声ですが、各声部を横の流れでとらえることもとても重要です。
Allegro,ma non troppo「速く、しかし速すぎないように」
A…マズルのリズムです。1,3小節目の3拍目をたっぷりと弾きます。ペダルの踏み方
B…1,2,3小節目の3拍目も同様です。3小節目はテノールを大切に弾きます。
C…Bとほぼ同じですが、最後の終わり方が違います。Bの終わり方よりも毅然とした印象です。
D…2小節目の装飾音は短前打音です。短前打音の弾き方
躍動感を強調するために、付点音符を短く切って弾いてもよいでしょう。
E…Dと同じ旋律を音量を控え目にしてはじめます。最後の半終止では緊張感を作りましょう。
A’、A”…前半が違うので、しっかり確認して覚えてください。
F…Poco piu vivo「今までより少し速く」オべリクのリズムです。
3和音の中の音がない5度音程の序奏です。中の音がないので短調長調の区別がなく、不思議な感じがします。後半はヘミオラで2拍子になっています。
G…2,4小節目の3拍目を少し強く弾きます。
動画のピアノ演奏は参考です。
違う速さでも大丈夫です。
本番の演奏に備えて
発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。
スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。
改善すべきポイントがきっと見つかります。
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また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。
丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。
暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。
興味のある方はぜひお読みください。
皆様のピアノライフを心から応援しております。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。