ソルフェージェット~C.Ph.E.バッハ
初中級★★☆
ハ短調
ソルフェージュを一言で言うと「正確に楽譜を読むレッスン」です。
ソルフェージェットとはそのための練習曲というわけです。
この曲は単旋律・無窮動(音符で埋め尽くされていて休符がない)が特徴です。
C.Ph.E.バッハはJ.S.バッハの次男で、西洋音楽史において重要な役割を果たしました。
C.Ph.E.バッハ作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。
興味のある方は一度ご覧ください♪
楽譜はこちら。
構成
効率よく暗譜するためにも参考にしてください。
暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。
※記号は一応の目安~ほぼ4小節ずつ
あ{A-B}
い{A’-C}
う{A”-D(5小節)}
え{E(5小節)-A”’(5小節)}
弾き方
音符の棒が上向きになっているのは右手で弾き、下向きになっているのは左手で弾きます。
手の変わり目がわからないように弾くことが重要です。
A…4オクターブ以上に渡ってハ短調の分散和音や音階が動きます。この時代にはまだピアノは発明されていませんでしたが、昔の楽器の音に似せてずっと同じ音量で弾く必要はないと思います。ここでも少しはうねりをつけてもよいでしょう。
B…このフレーズを歌うと次のフレーズが生き生きとします。
A’…4オクターブ以上に渡ってト短調の分散和音や音階が動きます。
C…音量の変化をつけてみました。ペダルも使っています。 ペダルの踏み方
A”…4オクターブ以上に渡ってヘ短調の分散和音や音階が動きます。
D…全音符は良く聞こえるように。オクターブになっている楽譜もあります。装飾音はプラルトリラーです。 プラルトリラーの弾き方
プラルトリラーに関してはバロックの弾き方でその音の上から弾くとされています。プラルトリラーの最初の音は拍の頭に合わせます。
E…強弱をつけています。
A”’…Aと同じ旋律です。最後は潔い感じで終わりましょう。
最後の休符にフェルマータがついています。音を弾き終わっても、しばらくは頭から曲が離れてはいけません。
動画のピアノ演奏は参考なので作曲者の指示した速さで弾いています。
もう少しゆっくりでも大丈夫です。
本番の演奏に備えて
発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。
スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。
改善すべきポイントがきっと見つかります。
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また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。
丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。
暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。
興味のある方はぜひお読みください。
皆様のピアノライフを心から応援しております。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。