チューリップのラインダンス~平吉毅州
初中級★★☆
ト長調
明るく活発な曲。
ラインダンスは1列に整列し、全員が一斉に同じステップを踏むダンスです。
テンポは一定で乱れないように気を付けましょう。
例えば赤いチューリップグループと黄色いチューリップグループが踊っている・・・というようにイメージを持つと良いでしょう。
フレーズごとに考えていくと楽譜がお花畑になって楽しいです。
左手はラテン系リズムを受け持ちますが、あまり軽すぎない方が良いと思います。
メロディーラインに応じてリズムにも強弱をつけて揺らせてあげると、演奏効果が高くなります。
平吉毅州作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。
興味のある方は一度ご覧ください♪
楽譜はこちら↓↓
構成
効率よく暗譜するためにも参考にしてください。
※記号は一応の目安~ほぼ4小節ずつ
前奏{(4小節)+(2小節)}
あ{A-A’-A’’-B-C(3小節)-経過(5小節)}
い{D-D’-E-F-経過’(3小節)}
う{A’’’-B’-A’’-G}
え{H-H’-H’’}
弾き方
前奏…音がどんどん重なって行きます。華やかなオープニングです。後半は新たな前奏です。
A、A’、A’’…この曲の和音は高い方の音を目立たせる方が綺麗です。前半と後半は違うキャラクターです。スタッカートのフレーズとレガートのフレーズをきちんと弾き分けます。
B…ちょっと難しい箇所です。リズムをしっかり取りましょう。
C…下降しながらも途中からクレッシェンドする意外性があります。
経過…右手2拍目の和音はずっと伸びる音なので、しっかり弾いておきましょう。左手休符の時にその右手の和音を聴いて下さい。すると左手の音量の調節が上手にできます。左のタイのリズムが間違えやすいところです。
D、D’…A、A’、A’’と前半後半が入れ替わっています。ホ短調で少し暗めになります。
E…2、4小節目のテヌートとスタッカートを活かしましょう。
F…Eが短縮してどんどん登りつめます。後半は4分の3拍子の感じになります。
経過’…音は上昇しますが弱くして行きます。
A’’’、B’…透明感のある音で。次のA’’でガラッと音色を変えます。
G…右手の指使いに注意しましょう。後半は左がリードしてクレッシェンドします。
H、H’、H’’…音量は変わりますが速さは一定です。弱い音ほど緊張感を持って弾きましょう。最後の休符にもフェルマータが付いています。音が無くなってもしばらく静止して下さい。
動画のピアノ演奏は参考なので、作曲者の指示した速さで弾いています。
もう少しゆっくりでも大丈夫です。
本番の演奏に備えて
発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。
スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。
改善すべきポイントがきっと見つかります。
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また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。
丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。
暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。
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皆様のピアノライフを心から応援しております。

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。