ジプシーの群れ～ベール

初級～初中級★★★
イ短調

題名が似ているリヒナー作曲の『ジプシーの踊り』と比較されることがよくありますが、『ジプシーの踊り』が情熱的なのに対して『ジプシーの群れ』の方が少し切なく感傷的です。

どちらも発表会では人気の定番曲です。

ベール作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。

興味のある方は一度ご覧ください♪

楽譜はこちら↓↓

ピアノピースー098 ジプシーの群れ
ピアノコスモス 1

構成

効率よく暗譜するためにも参考にしてください。

暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。

※記号は一応の目安～ほぼ４小節ずつ

あ｛Ａ｝
い｛Ｂ－Ｃ－Ｂ’－Ｄ｝
い’｛Ｂ－Ｃ－Ｂ’－Ｄ’｝
う｛Ｅ－Ｆ－Ｇ－Ｈ｝
あ’｛Ａ’｝
い｛Ｂ－Ｃ－Ｂ’－Ｄ｝
え｛Ｉ－Ｊ－Ｉ－Ｋ｝
え’｛Ｉ－Ｊ－Ｉ－Ｋ－Ｌ｝
い”｛Ｂ－Ｃ－Ｂ’－Ｄ”（６小節）｝
お｛Ｍ｝

弾き方

Ａ…前奏です。marcato「はっきりと」　riten un poco「少しゆっくり」　装飾音は短前打音です。　短前打音の弾き方

Ｂ…a tempo「もとの速さで」　leggiero「軽く」なので、左手はスタッカートで弾く方がよいでしょう。

Ｃ…強弱記号を正確に。　ペダルの踏み方

Ｄ…今までよりも少し自信がある感じで弾きます。　カッコ付リピートの弾き方　右手の最後の「♭ラ」が転調の始まりなので、大切に弾きましょう。

Ｅ、Ｆ、Ｇ…ハ長調になりました。スピード感を持ってステップを踏んでいるように。Ｇの後半からはまたイ短調になって行きます。

Ｈ…情熱的な場面です。

Ａ’…間奏です。

Ｉ、Ｊ、Ｋ…ヘ長調になり曲の感じも変わりました。シンコペーションやスタッカート、アクセントなどで民族舞踊の雰囲気を出してください。
ＪからＩに行くときは強弱の変化がカッコイイです。

Ｌ…とても悲し気なフレーズです。

Ｍ…８分音符に付いたペダルは手と一緒に切る感じです。

動画のピアノ演奏は参考です。

もう少しゆっくりでも大丈夫です。

本番の演奏に備えて

発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。

スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。

改善すべきポイントがきっと見つかります。

もしピアノ講師からのアドバイスをお求めの場合は、我々がおこなっているPianeysのピアノLINEレッスンをご利用ください。

録画した動画をLINEで送るだけで、最短当日、アドバイスをお返しいたします。

また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。

丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。

暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。

興味のある方はぜひお読みください。

皆様のピアノライフを心から応援しております。