メヌエット ト長調~ペツォールト(伝バッハ)
初級~初中級★☆☆
ト長調
J.S.バッハの小品として親しまれてきましたが、実はペツォールトの作品でした。
『アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳』にJ.S.バッハが作曲者の名前を伏せて載せたのが原因だったようです。
動画の楽譜はヘンレの原典版を使っていますが、楽譜によって装飾音の奏法が様々です。
装飾音を減らすと初級の方でも弾けるでしょう。
『メヌエット ト短調』と対になっており、共通のリズムでまとめられています。
正式にはト長調-ト短調-ト長調と演奏されますが、二回目のト長調を演奏しないことも多いです。
もちろん各曲の単独演奏も一般的です。
ペツォールト作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。
興味のある方は一度ご覧ください♪
楽譜はこちら↓↓
アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア練習帳
プレ・インベンション
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構成
効率よく暗譜するためにも参考にしてください。
暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。
※記号は一応の目安~4小節ずつ
繰り返しは省略しています。
あ(A-B-A’-B’)
い(C-D-E-F)
弾き方
メヌエットは17~18世紀頃フランスの宮廷などで流行した、小さなステップの踊りです。
優雅で上品な3拍子です。
古典舞踏のメヌエットは6拍分(3拍子ならば2小節)が一つのステップで、6拍目の足は次の1拍目の準備をする姿勢を取るそうです。
この曲も6拍目から1拍目へ上がるように感じましょう。
A…2、4小節目の右手2,3拍目は軽く弾きましょう。
3小節目の装飾音はモルデントです。 モルデントの弾き方 バロックなので、装飾音の初めの音と拍の頭を合わせます。
B…3小節目の左手はノン・レガートです。4小節目の左手の動きは歌わせて自然に次の「A’」に導きます。
4小節目の装飾音は長前打音です。 長前打音の弾き方
B’…最後の音は弱くまとめます。
最後の記号はリピートマークです。 リピートマークの弾き方
E…左手は2声です。2分音符をきっちり伸ばします。
F…装飾音はプラルトリラーです。 プラルトリラーの弾き方 バロックなので、一つ上の音「ド」から拍の頭に合わせて「ドシドシ」と弾く弾き方です。
曲の終わりのリピートマークについている記号はフェルマータです。
音符や休符を充分に伸ばす記号ですが、バロックの時代にはフレーズの終わりを示す記号としても使われていました。
動画のピアノ演奏は参考なので作曲者の指示した速さで弾いています。
もう少しゆっくりでも大丈夫です。
本番の演奏に備えて
発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。
スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。
改善すべきポイントがきっと見つかります。
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また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。
丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。
暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。
興味のある方はぜひお読みください。
皆様のピアノライフを心から応援しております。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。