主題と変奏～林光

初級★☆☆
ハ長調

林光/ピアノの本の第18番『主題』と第19番『第一変奏』第20番『第二変奏』第21番『第三変奏』を続けて演奏しています。

8分音符は出てきません。

音楽表現の練習に大変効果がある曲です。

林光作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。

興味のある方は一度ご覧ください♪

楽譜はこちら。

林光 ピアノの本

構成

効率よく暗譜するためにも参考にしてください。

暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。

※記号は一応の目安～4小節ずつ

主題
あ｛A－B－C－D｝
第一変奏
あ’｛A’－B’－C’－D’｝
第二変奏
あ”｛A”－B”－C”－D”｝
第三変奏
あ’”｛A’”－B’”－C’”－D’”｝

弾き方

主題と第一変奏は同じ速さ、第二変奏は少しゆっくり、第三変奏は一番速くします。

Ｂのフレーズだけイ短調になります。

主題
1小節ごとにスラーが付いていますが、各小節の間を空けるという意味ではありません。

A、B、D…終わりを少し弱くするときれいです。

C…終わりの小節の指づかいを見ると、Dにつなげるような弾き方になっています。

第一変奏
短めのスタッカートで活発に弾きましょう。

A’、B’、C’、D’…2分音符はしっかりめに弾きましょう。

第二変奏
ゆったりと歌い上げましょう。

A”、C”…2小節めを弱くして2小節を1フレーズにしてもよいでしょう。

B”、D”…4小節を1フレーズに大きく歌います。

第三変奏
トッカータ的にパリッと弾きましょう。

動画のピアノ演奏は参考なので作曲者の指示した速さで弾いています。

もう少しゆっくりでも大丈夫です。

本番の演奏に備えて

発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。

スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。

改善すべきポイントがきっと見つかります。

もしピアノ講師からのアドバイスをお求めの場合は、我々がおこなっているPianeysのピアノLINEレッスンをご利用ください。

録画した動画をLINEで送るだけで、最短当日、アドバイスをお返しいたします。

また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。

丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。

暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。

興味のある方はぜひお読みください。

皆様のピアノライフを心から応援しております。