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本大会直前!山﨑亮汰さん、重森光太郎さんが挑む!〜ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール2025

2025.05.20

2025年は世界的な国際ピアノコンクールが目白押しの年です。

特に5月は国際コンクールが重なる月で、ショパン国際ピアノコンクールの予備予選は先日終了し、エリザベート王妃国際音楽コンクールは現在真っ最中で、まもなくファイナルを迎えようとしています。

そして、いよいよ5月21日(水)から、アメリカ・テキサス州フォートワースで第17回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの本大会がスタートします。

ニューヨーク・タイムズ紙から

「クラシック音楽界で最も権威あるコンテストの一つ」

と評されるこの名門コンクールに、今回は日本から二人の若き才能が挑戦します!

山﨑亮汰さんと重森光太郎さんです。

今回は、この二人の魅力と、いよいよ始まる予選ラウンドの情報をお届けします。

山﨑亮汰さんは今年10月から開催されるショパン国際ピアノコンクールの予備予選を見事に通過し、ダブルエントリーを果たしています。

世界最高峰の二大コンクールに同時期に挑戦するという快挙にも注目です!

日本からの活躍に期待が高まる中、応援の参考にしていただければ嬉しいです。

コンクールの概要

ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールは、アメリカ人ピアニスト「ヴァン・クライバーン」を讃えて4年に一度開催される国際的なピアノコンクールです。

クライバーンは、1958年の第1回チャイコフスキー国際コンクール(ピアノ部門)で冷戦下にもかかわらずアメリカ人として優勝し、「音楽に国境なし」を体現した伝説的ピアニストです。

今回の第17回大会は、3月に行われた予備予選を通過した29名のピアニストが本大会に臨みます

日本からは山﨑亮汰さんと重森光太郎さんの2名が見事に本選出場を勝ち取りました。

本大会は4つのラウンドで構成されています。

進行フローは下の図にてご確認ください。

山﨑亮汰さん

山﨑亮汰さんは1998年生まれの26歳。

2014年 ピティナ・ピアノコンペティション 特級グランプリ

2023年 ブゾーニ国際ピアノコンクール 第3位

などを受賞され、以降、国際的な舞台で実績を重ねてきました。

ラフマニノフやリストを得意とし、技巧と詩情を兼ね備えた演奏で高く評価されています。

SNSでは素朴で温かい人柄が伝わり、音楽を通して人とつながる姿勢も魅力です。

先日おこなわれたショパン国際ピアノコンクールの予備予選でも見事な演奏を披露し、本大会への切符を手にされました

山﨑亮汰さんの予選ラウンドプログラム

山﨑さんは5月21日(水) 現地時間14時35分から演奏されます。

時差は日本が14時間進んでいるので、日本からライブ配信を視聴する場合は、5月21日(水) 深夜4時35分からです。

山﨑さんの予選ラウンドでの演奏プログラムは以下の通りです。

バッハ=ブゾーニ作曲:「来たれ、異教徒の救い主よ」 BWV 659
モーツァルト作曲:ソナタ第18番 ニ長調 K.576
リスト作曲:「ノルマ」の回想
モンテーロ作曲:RACHTIME ※新作課題曲

重複した内容ですが、次の画像は保存用にお使いくださいませ。

重森光太郎さん

重森光太郎さんは2000年生まれの25歳。

現在、パリエコールノルマル音楽院及び、桐朋学園大学ソリストディプロマコースに特待生として在学中。

ロン=ティボー国際コンクール 第4位

ショパン国際ピアノコンクール in ASIA プロフェッショナル部門 銀賞

など、国内外で多数の受賞歴を持ちます。

繊細で詩情豊かな演奏が持ち味で、ラフマニノフやショパンを得意とし、現代作品にも柔軟に対応されています。

謙虚で真摯な人柄も魅力です。

重森光太郎さんの予選ラウンドプログラム

重森さんは5月23日(金) 現地時間15時20分から演奏されます。

時差は日本が14時間進んでいるので、日本からライブ配信を視聴する場合は、5月24日(土) 朝5時20分からです。

重森さんの予選ラウンドでの演奏プログラムは以下の通りです

ショパン作曲:ノクターン ホ長調 Op.62-2
スクリャービン作曲:ソナタ 第2番「幻想ソナタ」嬰ト短調 Op.19
リスト作曲:ダンテを読んで~ソナタ風幻想曲
モンテーロ作曲:RACHTIME ※新作課題曲

重複した内容ですが、次の画像は保存用にお使いくださいませ。

まとめ

ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの予選ラウンドが5月21日(水)〜5月23日(金)にかけて開催され、日本からは山﨑亮汰さんと重森光太郎さんが出場されます。

お二人とも国内外のコンクールで輝かしい成績を収め、大きな注目を集めています。

特に山﨑さんは、今回のヴァン・クライバーンと今年10月のショパン国際ピアノコンクール本大会という二大国際コンクールにダブルエントリーを果たしています。

山﨑さんはバッハ=ブゾーニからリストまで幅広いプログラムで、重森さんはショパンの叙情的な作品からリストの技巧的作品まで多彩なプログラムで予選に臨みます。

2009年に辻井伸行さんが優勝して以来の日本人メダリストの誕生なるか。

予選を勝ち抜き、クォーターファイナル、セミファイナル、そしてファイナルと勝ち進んでいく姿を心から応援しましょう!

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物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

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