【ショパンコンクール in ASIA】結果発表!ワルシャワへの特別推薦者は?!
ショパン国際ピアノコンクール in ASIA「第6回派遣コンクール」の結果が出ましたね。
2024年8月の1次審査、9月の2次審査を経て、2025年1月13日〜14日に3次審査があり、1月16日に最終審査がおこなわれました。
優秀な成績を収めたコンテスタントは、2025年第19回ショパン国際ピアノコンクールの予備審査(映像審査)が免除となり、ワルシャワでおこなわれる予備予選から参加することができます。
以前公開した記事では2次審査の結果までを確認しましたので、今回は3次審査以降の結果を確認していきます。
3次審査
3次審査の課題曲は「ソナタ全楽章」と「マズルカ1作品全曲」です。
これは2025年のショパンコンクールの本大会3次予選の課題曲と同じです。
3次審査の合格者は2025年1月14日に発表されました。
最終審査への進出者とそれぞれの演奏曲は、次の表の通りです。

中国の方が2名、日本の方が5名で、計7名が最終審査に進出されました。
最終審査
最終審査は2025年1月16日に行われました。
最終審査の課題曲はソロの「幻想ポロネーズ」と「ピアノコンチェルト」です。
こちらも本大会のファイナルと同じですね。
ピアノコンチェルトは「ホ短調 Op.11」か「へ短調 Op.33」のどちらかを選択します。
7名のコンテスタントは全員「ホ短調 Op.11」のコンチェルトを弾かれました。
オーケストラではなく弦楽四重奏との協演ということで、音量バランスにも配慮が必要ですね。
結果発表
最終審査の結果発表も同日行われました。
来年のショパンコンクールへの特別推薦者は、
西本裕矢さん
進藤実優さん
山縣美季さん
です!
おめでとうございます!
ショパンコンクールを受けるのか?考察
このコンクールの存在が、ショパン国際ピアノコンクール挑戦という目標に直結しているため、合格者の方々は挑戦されると思います。
今回の審査員は、反田恭平さんの師匠であるピオトル・パレチニ氏や、ヴォイチェフ・シフィタワ氏他、ショパンコンクールの審査員を務めておられる先生方のお名前がありました。
上位3人の中で、何らかの理由で辞退したり他のコンクールで予備審査免除になった方がいらっしゃれば、次点の方が繰り上がるので3人という枠は変わりません。
ちなみに、前回の第5回派遣コンクールでは、進藤実優さん、古海行子さん、黒木雪音さんが特別推薦を獲得して、第18回ショパンコンクールに挑戦されました。
第19回ショパンコンクール予備審査は、2024年12月に締め切られています。
厳正な審査が行われて160名に絞り込まれ、4月のワルシャワでの予備予選に挑戦します。
もしかしたら今回派遣コンクールを受けた方々も、予備審査にエントリーされている可能性は十分あります。
派遣コンクールの舞台で演奏して、貴重な体験を得ることは何物にも代えがたいので、同時進行されているかもしれません。
予備審査合格者の発表も待ち遠しいですね。
歴代推薦者
現在活躍中のピアニストの方々も過去に派遣コンクールを受けられて、様々な活躍をされています。
一部をご紹介させていただきます。
佐藤美香さん
2000年の第1回派遣コンクールで特別推薦され、同年の第14回ショパンコンクールで第6位という輝かしい成果を残しておられます。
ちなみにこの時の第1位はユンディ・リでした。
清塚信也さん
第1回派遣コンクールに、当時高校生だった清塚さんのお名前も上位にありましたが、ショパンコンクールに出場されたかどうかは不明です。
古海行子さん
2015年の第4回派遣コンクールで特別推薦され、同年の第17回ショパンコンクールでは本大会1次予選まで進みました。
2021年の第5回派遣コンクールでも特別推薦され、同年の第18回同大会では本大会3次予選まで進みました。
進藤美優さん
2021年の第5回派遣コンクールで特別推薦され、同年の第18回ショパンコンクールの本大会3次予選では、見事な演奏を披露されました。
今大会の演奏も楽しみです。
まとめ
ショパン国際ピアノコンクール in ASIA 第6回派遣コンクールの結果とワルシャワでおこなわれるショパンコンクールの歴代推薦者についてお伝えいたしました。
今回の特別推薦者は次のショパンコンクールで、どのような演奏を披露されるのでしょうか。
楽しみでなりませんね。
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。