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【速報】リーズ準決勝、結果発表!ファイナル進出者は?!【リーズ国際ピアノコンクール】

2024.09.18

リーズ国際ピアノコンクールのセミファイナルが終了し、結果が発表されました。

熱戦を勝ち抜いた5名のピアニストたちが、最後の舞台、ファイナルで共演します。

今回は、ファイナルへの進出者、そしてファイナルの概要と課題曲をご紹介します。

牛田智大さんは…?

続きをご覧ください。

ファイナル進出者

次の5名がファイナル進出の切符を手にしました。

・Khanh Nhi Luong(ベトナム)
・Jaeden Izik-Dzurko(カナダ)
・Kai-Min Chang(台湾)
・Junyan Chen(中国)
・Julian Miles Trevelyan(イギリス)

残念ながら、牛田智大さんはセミファイナルで敗退となりました。

しかし、ここまで素晴らしい演奏を披露してくれた牛田さんに、心からの拍手を送りたいと思います。

セミファイナルでの牛田さんの演奏は、多くの聴衆を魅了しました。

シューベルトのピアノソナタでは、その壮大な世界観を見事に表現し、ケイト・ホィットリーの現代曲では、繊細かつ大胆な演奏で聴衆を驚かせました。

特に、エイミー・ビーチのピアノ五重奏曲での他の演奏者との絶妙なハーモニーは、牛田さんの音楽性の高さを示すものでした。

牛田さんの演奏は、他のコンテスタントと比較して劣っているとは思いません

エイミー・ビーチのピアノ五重奏曲は、イギリスのJulian Miles Trevelyanよりも調和していて音楽性が高いと思いましたし、ケイト・ホィットリーの現代曲はベトナムのKhanh Nhi Luongよりも表現力の点で優れていると思いました。

セミファイナルの演奏を聴いて、客席の熱気も見て、ファイナル進出はまず間違いないと思い、勝手にブログで「ファイナルで演奏する協奏曲」を大胆予想までしていたのですから…。

もちろん優勝候補だと思っていました。

敗因はわかりかねますが、やはりシューベルトでしょうか?

シューベルトの「ピアノソナタ 第21番 変ロ長調 D.960」では、私は内田光子さんの演奏が好きなのですが、以前にも申し上げた通り、比較すると第1楽章は音が若いかなと感じます。

また、演奏時間が既定の75分よりオーバーしていたのではないか?という声がコメント欄にありましたね。

2次予選の結果発表直後のインタビューで、「複雑な気持ち」と仰っておられましたが、私は牛田さんが認めているコンテスタントが選ばれなかったということだと思っています。

「これも運命…。」と続けられましたが、まさにその運命が牛田さんにも降りかかりました。

牛田さんの協奏曲が聴けないのは、残念でなりません。

結果に不満を持っていらっしゃる方は多いと思います。

私も納得できておりませんが、今回のリーズでの演奏を通して、牛田さんの音楽が世界中のファンを獲得したことは確信しています。

リーズでの経験が今後の音楽活動に活かされることを祈りつつ、私はずっと牛田智大さんの応援団員です。

勝手ながら、2025年のショパンコンクールも期待しております!

ファイナルの概要と課題曲

以下、ファイナルの概要と課題曲についてです。

ファイナルは次のスケジュールでおこなわれます。

日本時間でセッション1は9/21(土)午前2:45〜、セッション2は9/22(日)午前2:45〜です。

ファイナルは、場所を変えてイギリスのブラッドフォード市セントジョージホールで開催されます。

ファイナリスト5名は、ドミンゴ・インドヤン指揮でロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、ピアノ協奏曲を1曲演奏します。

ファイナリストは2つのグループ(グループ1とグループ2)から1曲ずつ、計2曲のピアノ協奏曲を選択して、すでにコンクール側へ提出しています。

そのうちのどちらか1曲をファイナル進出決定後に審査員に指定され、ファイナルで演奏します。

グループ1、グループ2での選択肢は次の通りです。

牛田さんの演奏を聴くことはできず残念ではありますが、選ばれたファイナリストたちがどのような協奏曲を選択し、どのような演奏を披露するのか、非常に興味深いところです。

そしてどんな選曲をされたとしても、ファイナリストたちと指揮者のドミンゴ・インドヤン、そしてロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団との共演は、きっと素晴らしい音楽体験をもたらしてくれるでしょう。

ドミンゴ・インドヤンとロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団は、1840年に創立されたイギリスを代表する名門オーケストラです。

イギリスのオーケストラで唯一、自前のコンサートホールを所有しています。

ドミンゴ・インドヤンは巨匠ペトレンコの後を受けて、2021年から首席指揮者を務めています。

鋭い感性と情熱で人気を博し、既に2028年まで契約が延長されることが決まっています。

まとめ

リーズ国際ピアノコンクールは、いよいよクライマックスを迎えます。

セミファイナルを勝ち抜いた5名の才能あるピアニストたちが、ファイナルの舞台に立ちます。

牛田智大さんのセミファイナル敗退は非常に残念ですが、ここまでの素晴らしい演奏と健闘に、心から拍手を送りたいと思います。

牛田さんは今回のリーズの経験を糧に、さらなる高みを目指して成長されることでしょう。

ずっと応援しております。

選ばれたファイナリストには、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団との共演という、より高度な挑戦が待っています。

選曲の幅広さも注目点の一つで、バロック時代から現代まで、多様な時代とスタイルの協奏曲が用意されています。

各ファイナリストがどのような選曲をし、オケとどのように調和し、自身の音楽性をどう表現するか。

それぞれのピアニストが持つ個性が、オーケストラとの共演でどのように花開くのか、楽しみです。

最高峰の若手ピアニストたちによる、感動的な演奏の数々を一緒に楽しみましょう。

そして、新たなピアノ界のスターの誕生の瞬間を、共に見守りましょう!

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物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

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