リーズ準決勝の演奏日時・プログラム発表！牛田智大さんの演奏曲を解説します！【リーズ国際ピアノコンクール】

リーズ国際ピアノコンクールのセミファイナルがまもなく始まります。

日本からは牛田智大さんがセミファイナルに進出されています！

ファイナルへ向けて、引き続き精一杯応援させていただきます！

今回は、牛田智大さんのセミファイナルでの演奏日時と演奏プログラムを確認しつつ、各演奏曲を解説していきます。

牛田智大さんのセミファイナル演奏日時

セミファイナル以降のスケジュールは次のようになっています。

セミファイナルは日本時間で9/15（日）の深夜、日付が変わって9/16（月）午前2:45〜始まり、9/18（水）の早朝まで5つのセッションに分けておこなわれます。

コンクールの会場とは時差があるので、日本からライブ配信を視聴する場合は夜から早朝にかけてになることにご注意ください。

牛田智大さんはセッション1で演奏されます。

日本時間でセッション1は9/16（月）午前2:45〜です。

牛田智大さんのセミファイナル演奏プログラム

演奏プログラムは次の通りです。

シューベルト：ピアノソナタ 第21番 変ロ長調 D.960
ケイト・ウィットリー：5つのピアノ曲
エイミー・ビーチ：ピアノ五重奏曲 嬰ヘ短調 作品67

各演奏曲について解説します。

シューベルト作曲「ピアノソナタ 第21番 変ロ長調 D.960」

シューベルトはオーストリアの作曲家です。

音楽を愛する家族のもとで育ちましたが、実家は貧しく、音楽の道に進むには困難でした。

しかし、シューベルトの人柄や才能を認めた友人たちの援助により、次々と作品を生み出しました。

『歌曲の王』と言われるだけあって、ピアノ曲でも美しく親しみやすい旋律と和声が特徴です。

この曲はシューベルトの生涯最後のピアノソナタです。

崇高な緊張感という言葉がピッタリなこのソナタは、シューマンやブラームスに大きな影響を与えたことは間違いありません。

第1楽章から第4楽章まで困難や希望を経験しながら、最後はまばゆい光に包まれる壮大なソナタです。

シューベルトの人生そのものと言えますね。

リストも素敵でしたが、シューベルト、モーツァルトは牛田さんの音楽性を発揮できる作曲家だと思います。

ケイト・ウィットリー作曲「5つのピアノ曲」

ケイト・ウィットリーはイギリスの作曲家/ピアニスト/プロデューサーです。

指揮者のクリストファー・スタークと共に「ザ・マルチ・ストーリー・オーケストラ」を設立し、初演はロンドン郊外の大きな駐車場でストラヴィンスキー作曲の『春の祭典』を演奏しました。

画期的なコンサートとして話題を集め、受賞しています。

ピアノ曲は前衛的ですが調性が感じられる緩急取り混ぜた音列を、牛田さんがどのように表現されるか楽しみです！

直線と曲線が入り混じったような素敵な音楽です。

エイミー・ビーチ作曲「ピアノ五重奏曲 嬰ヘ短調 作品67」

エイミー・ビーチはアメリカ合衆国のピアニスト/作曲家です。

現代作曲家として成功した最初の女性作曲家と言われています。

ビーチは、音を聴くと色彩を感じる共感覚の持ち主で、その作風はドイツロマン派的要素や前衛的要素も取り込んでとても洗練されています。

このピアノ五重奏曲はブラームスの厳格さとラフマニノフの甘美さを彷彿とさせ、牛田さんにぴったりだと思います！

まとめ

リーズ国際ピアノコンクールのセミファイナルがまもなく始まります。

セミファイナル初日に牛田さんは演奏されます！

今晩、日本からライブ配信を視聴しつつ応援したいと思います！

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