ピアノ発表会 連弾曲はテーマを決めて
ピアノ発表会でソロ曲の他に連弾を取り入れていらっしゃる教室も多いと思います。
連弾は楽譜を置いての演奏になるし、一人より二人は心強いと思うので、ソロよりも幾分緊張感が和らぐでしょう。
連弾の魅力が演奏者にも観客にも伝わるような工夫について、実例に基づいてお話させていただきます。
連弾の部
うちの教室の発表会では、ソロの部の後に連弾の部を設けています。
連弾をお遊び的に考える方もいらっしゃいますが、2本の手が4本になっただけで、ソロ曲と同じようにテクニックも音楽性も重要だと私は考えています。
楽譜を置くのは、アンサンブルならではの事故に備えてのことで、やはり暗譜するくらい練習しなければなりません。
一人で練習するのとは違った難しさがあり、発表会だからこそできる練習なので、とてもよい経験になるでしょう。
連弾のペア選び
やはりレッスン時間の前後の方が指導しやすいです。
兄弟姉妹のペアも自宅での練習ができるので便利ですが、ケンカになることも多いようなので無理にはおススメしていません。
まず曲を選んでから、プリモ・セコンドの難易度に合わせて人選することが多いです。
レッスン時間が合わなくてペアがいないときは、講師がセコンドを弾くこともあります。
発表会に出るのがはじめてのお子さんは、ピアノ経験のある保護者の方との連弾も推奨しています。
何回かお子さんと一緒にレッスンを受けていただきますが、実にほほえましいです。
昔ピアノを習っていたおかげで我が子と連弾できてよかった、と思ってくだされば最高ですね。
現にそれがきっかけとなって、ピアノを再開された保護者の方もいらっしゃいました。
連弾のテーマ
連弾の部では毎回テーマを決めています。
テーマを決めると出演者の皆さんの連帯感が生まれるし、聴く方も楽しめるでしょう。
コスプレOKなので趣向も凝らしてくださいます。
今までに行ったテーマをあげてみます。
♪ディズニー音楽
♪リズム・パーティ
♪動物いろいろ
♪世界旅行
♪あそび
♪くるみ割り人形
これらの曲について詳しくご説明していく予定です。

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。