flowkeyで使えるクラシックピアノソロ曲を検証~プロ用第1弾
ピアノ練習アプリflowkeyで、最高難易度のレベル「プロ」に分類されているクラシック・ピアノソロ曲のうち、6曲を選んで検証しました。
タイトルの「使える」というのは、原曲に忠実であるかそうでないかということです。
発表会など公の場でクラシックのピアノ曲を弾くのなら、作曲家が最高作品と信じて世に出したオリジナルをというのが私の考えだからです。
今回検証した曲は以下の6曲です。
『トルコ行進曲』~モーツァルト
『エリーゼのために』~ベートーヴェン
『ソナタOp.53 ワルトシュタイン 第1楽章』~ベートーヴェン
『ノクターン Op.9-2』~ショパン
『幻想即興曲』~ショパン
『月の光』~ドビュッシー
いずれもピアノを習っている方なら、いつかは弾いてみたい憧れの曲です。
flowkeyについてはこちらをご覧ください。
flowkeyはとても便利な学習アプリですが、注意点があります。
1.出版社によって多少音が違う場合があります。flowkeyはドイツのアプリです。(日本語にも対応)
2.譜読みには十分使えますが、フレージングやペダル、強弱記号などは一切書いていないので、紙の楽譜は必要です。
3.アプリの構造上、繰り返しは省略していないことがあります。
また、今回は主に楽譜の検証なので模範演奏はそれほど気にしていません。
演奏者の癖があり、若干遅く弾いている箇所もあります。
以上を考慮した結果、原曲に忠実な曲は次の4曲でした。
『トルコ行進曲』~モーツァルト
『エリーゼのために』~ベートーヴェン
『ノクターン Op.9-2』~ショパン
『月の光』~ドビュッシー
ベートーヴェン作曲の『ソナタOp.53 ワルトシュタイン 第1楽章』は提示部だけでした。
ショパン作曲の『幻想即興曲』は、音を簡略化しています。
勝手に譜面が動いてくれるし、音を間違えば知らせてくれる優れモノなので、譜読みに使うならとても便利だと思います。
楽譜通りではなかった2曲も、ちょっと曲のイメージを味わってみたい方には良いかもしれません。
Pianeysでもflowkeyを使って動画をUPしています。
ぜひご覧ください!

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。