バロック時代の発表会おすすめ曲 6選
バロック時代の曲の中から、発表会で弾くのに特にオススメの曲を6つ、ご紹介したいと思います。
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劇音楽が誕生した1600年からヨハン・セバスチャン・バッハが亡くなった1750年までの約150年間が、バロック音楽の時代です。
バロック音楽はいつの時代においても新鮮で、清潔感もあり人気が高いです。
発表会曲を選曲する際に、ぜひ参考にしてください。
なお、この時代にはピアノはまだ発明されておらず、これらの作品はチェンバロ用として作曲されています。
かっこう〜ダカン
まずはじめにご紹介したい曲はダカン作曲の『かっこう』
さわやかな曲で発表会では定番です。
かっこう鳥の鳴き声がメロディーに使われていて耳に残ります。
メヌエット ト長調〜ペツォールト(伝バッハ)
続いてペツォールト作曲の『メヌエット ト長調』
この曲は長年ヨハン・セバスチャン・バッハの作品と思われていましたが、ペツォールトの作品であることが後に判明しました。
装飾音が多く使われますが、減らせば初級の方でも十分弾けるでしょう。
春~W.F.バッハ
3曲目はヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ作曲の『春』
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハはヨハン・セバスチャン・バッハの長男です。
さわやかな速い曲で、耳に心地よい音楽です。
さわやかな風が気持ち良い「春」と、一転して嵐のように吹き荒れる「春」の対比が面白いです。
ソナタ L.94 K.74~D.スカルラッティ
4曲目はドメニコ・スカルラッティ作曲の、ロンゴ番号94、カークパトリック番号74のソナタです。
さわやかで堂々とした曲で、バロック音楽のカッコよさを実感できます。
ソルフェージェット~C.Ph.E.バッハ
5曲目はカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ作曲の『ソルフェージェット』
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハはヨハン・セバスチャン・バッハの次男です。
古典派音楽の基礎を築き、ハイドンやベートーヴェンにも影響を与えました。
波打つような遠近感のある曲です。
ソルフェージュを一言で言うと「正確に楽譜を読むレッスン」です。
ソルフェージェットとはそのための練習曲というわけです。
単旋律を両手で演奏します。
小さな風車~クープラン
最後はクープラン作曲の『小さな風車』
題名からは、小さな風車がクルクル回っている様子を思い浮かべてしまうかもしれませんが、楽譜では結構風力が強い印象です。
おそらく「小さな」と言ってもそこそこの大きさがあるものと思われます。
さわやかな風が通り抜けるように弾くには速さも必要です。
まとめ
バロック時代の曲の中から、発表会で弾くのに特にオススメの曲を6つ、ご紹介しました。
発表会曲を選曲する際に、ぜひ参考にしてください。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。