3次予選のプログラム（演奏曲目）発表！反田恭平さん、角野隼斗（かてぃん）さん、小林愛実さんは？～第18回ショパン国際ピアノコンクール

第18回ショパン国際ピアノコンクール・3次予選の演奏順とともにプログラム（演奏曲目）も発表されました！

進藤実優さん、反田恭平さん、角野隼斗（かてぃん）さん、古海行子さん、小林愛実さん、5人の日本勢のプログラムと曲についての感想を書いています。

なお、演奏順についてはこちらの記事です。

3次予選の演奏順決定！

1次予選は一人約30分、2次予選は約40分、3次予選は約50分の演奏です。

進藤実優さんのプログラム（演奏曲目）

10月14日（木曜日）朝の部　20:20

マズルカ　作品17-1（変ロ長調）
マズルカ　作品17-2（ホ短調）
マズルカ　作品17-3（変イ長調）
マズルカ　作品17-4（イ短調）
マズルカ風ロンド　作品5（へ長調）
ソナタ　第3番　作品58（ロ短調）

マズルカとソナタの橋渡しにマズルカ風ロンドです。

2次予選で反田恭平さんと角野隼斗さんが弾かれて、すっかり耳に馴染んでしまったマズルカ風ロンド。

進藤さんがどんなふうに弾かれるか楽しみです。

反田恭平さんのプログラム（演奏曲目）

10月14日（木曜日）夜の部　翌日深夜 00:00

マズルカ　作品56-1（ロ長調）
マズルカ　作品56-2（ハ長調）
マズルカ　作品56-3（ハ短調）
ソナタ　第2番　作品35（変ロ短調）
Boże, coś Polskę (harmonization of the old version of the song for piano), op. posth.
英雄ポロネーズ　作品53（変イ長調）

ポーランド語の曲はショパンの死後発見された遺作ですが、最近まで『変ホ長調のラルゴ』として認識されていました。

しかしその後の研究で、その旋律がポーランドのカトリックの宗教歌『神よ、汝がポーランド人よ』であることがわかりました。

学生時代、ショパンが伴奏し、友人たちが歌った曲だそうです。

自筆譜で「Paris, 6 July」と記していることから、ポーランドを離れてからオルガン風に和声化したのではないかとされています。

プログラム曲発表のとき、マズルカとソナタとこの曲しかなく、時間は足りているのか？？とちょっと不安でしたが、その後英雄ポロネーズが追加されて安心しました♪

角野隼斗（かてぃん）さんのプログラム（演奏曲目）

10月14日（木曜日）夜の部　翌日深夜 01:00

ソナタ　第2番　作品35（変ロ短調）
マズルカ 作品24-1（ハ長調）
マズルカ 作品24-2（ト短調）
マズルカ 作品24-3（変イ長調）
マズルカ 作品24-4（変ロ短調）
幻想ポロネーズ　作品61（変イ長調）
スケルツォ　第3番　作品39（嬰ハ短調）

こちらは目いっぱいのプログラム。

ソナタとマズルカを弾いた後に、幻想ポロネーズとスケルツォ3番は贅沢すぎます。

古海行子さんのプログラム（演奏曲目）

10月15日（金曜日）朝の部　20:20

ソナタ　第3番　作品58（ロ短調）
マズルカ　作品59-1（イ短調）
マズルカ　作品59-2（変イ長調）
マズルカ　作品59-3（嬰へ短調）
ロンド 作品16（変ホ長調）

作品16のロンドは『序奏とロンド』とも言われます。

小林愛実さんのプログラム（演奏曲目）

10月16日（土曜日）朝の部　19:20

マズルカ　作品30-1（ハ短調）
マズルカ　作品30-2（ロ短調）
マズルカ　作品30-3（変ニ長調）
マズルカ　作品30-4（嬰ハ短調）
前奏曲　全24曲

小林愛実さんは『24の前奏曲』を今年CDリリースしたばかりです。

終わりの音がカッコよすぎるので、小林さんの演奏が超過して途中で切られないことを祈ります。

まとめ

正確には3次予選は45分～55分の演奏です。

この10分の差で、もう1曲持ち味の出せる曲をどう選ぶかがポイントになってきます。

マズルカは5人とも違う曲、ソナタは2番と3番が2人ずつ。

そして24の前奏曲と、ちょうどよい感じで分散されています。

演奏に期待できてすごく楽しみですが、ここに牛田智大さんがいらっしゃったら何を弾かれたのかな、と考えてしまいます。

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