芸能界特技王決定戦 TEPPEN 2021 秋・ピアノ決戦の分析と感想
2021年10月9日、約半年ぶりにピアノ対決・TEPPENが開催されました!
前回、前々回はハラミちゃんの圧勝でしたが、今回はどうなるでしょうか?
ハラミちゃんはTEPPEN二連覇で人生が変わったとおっしゃっています。
レベルアップして聴きごたえのある演奏になっています。
出演者のプロフィール
松井咲子さん(元AKB48)
東京音楽大学付属高等学校から東京音楽大学ピアノ科に入学。
その後、桐朋学園芸術短期大学芸術科音楽専攻に入学、卒業という経歴があります。
TEPPENでは5度の優勝歴を誇っています。
後藤理花さん(ザ・コインロッカーズ)
第15回ショパン国際ピアノコンクール in ASIAのアジア大会・コンチェルト部門で奨励賞を受賞されるほどの腕前です。
このコンクールは、ちょうど現在進行中でかてぃんさんが挑戦しているショパン国際ピアノコンクールとは全く異なる違うコンクールです。
新條由芽さん
スーパー戦隊シリーズ「魔進戦隊キラメイジャー」のキラメイグリーン役、速見瀬奈役をつとめた若手女優さん。
小さい頃からピアノ漬けの生活で、コンクールにも多数挑戦されていたそうです。
杉浦みずきさん
同志社大学卒業のフリーアナウンサーです。
ピティナ・ピアノコンペティションで優秀賞を受賞し、第4回日本バッハコンクール全国大会・高校生(A)の部でも銅賞を受賞しておられます。
YouTubeでピアノ演奏もされています。
ぴあの男子ゆうちゃん
ピアノインフルエンサー。
音大の名門、桐朋学園大学を卒業され、桐朋学園大学大学院音楽研究科修了という、今回のメンバーの中ではもっとも本格派です。
チャンネル登録者数 4.7万人のピアノ系YouTuberで、Tik Tokも4000万再生!(2021年10月現在)
伊藤詩乃さん(Malcolm Mask McLaren)
東京音楽大学でピアノ演奏家コースを専攻している現役音大生です。
かなりな腕前であることは間違いなし!
ショパン国際ピアノコンクール in アジア、日本クラシック音楽コンクールなど、多数のコンクールで入賞しているとのことです。
佐藤たかみちさん
イケメンの2.5次元俳優さんです。
ピアノ歴は不明ですが、SNSにピアノ動画を投稿されていて素敵です。
カニササレアヤコさん
早稲田大学卒で、R1グランプリ決勝出場のお笑い芸人さん。
優れた絶対音感の持ち主で、耳コピでなんでも弾けるそうです。
まなまる(永藤まなさん)
音楽高校、音大卒ですが、非公表です。
クレヨンしんちゃんの歌ものまね「もしもクレヨンしんちゃんが〇〇を歌ってみたら」で注目を集めるピアニスト。
特に、Adoの「うっせぇわ」が大反響を呼びました。
YouTube登録者は58万人!(2021年10月現在)
ムック
北極近くの島で生まれた雪男(イエティ)の男の子で、年齢は永遠の5歳!
今回ピアノですが、あるときはドラマー、あるときはダンサーです。
ピアノも得意なムックは予測不能です。
ゲーム・ステージとフリー・ステージ
ゲーム・ステージでは2曲選んで、それぞれ25点満点です。
ただし2曲内で1回ミスごとに-1点で5回ミスすると失格!
フリー・ステージではアレンジの難しい曲を1曲演奏します。
表現力、正確性、リズム、難易度、音色が審査され、50点満点です。
曲の難易度や内容はほぼ前回と同じなので、こちらをご覧ください♪
芸能界特技王決定戦 TEPPEN 2021 冬・ピアノ対決の分析と感想
演奏の結果と感想
▶伊藤詩乃さん
前回はハラミちゃんに惜しくも敗れ、準優勝でした。
今回は難易度を上げての挑戦です。
やはり基礎をきちんと勉強されている印象で、見事初優勝!
▶松井咲子さん
女王の貫録が出てきました。
ゲーム・ステージではミスが出て危ぶまれましたが、フリーでは挽回して素敵な演奏でした。
右手はとても歌えるのに、左手が少し無表情なのが気になりました。
優勝にわずか1点差の第2位でした。
▶ぴあの男子ゆうちゃん
ゲーム・ステージではミス4回でギリギリ通過。
フリー・ステージでは水を得た魚のようにキレのある演奏でした。
基礎ができているので、柔軟に対応できる音色が素晴らしかったです。
リズムは100点満点だったのですが、正確性が足を引っ張り接戦で敗れてしまい、第3位でした。
ゆうちゃんは普段からどちらかというとミスを気にしないタイプなので、そこを強化すると優勝できると思います!
▶杉浦みずきさん
左手の親指が反り返ってしまい、鍵盤から離れるところがちょっと残念でした。
親指が反り返ると無駄な動きが増えるのでちょっと不利です。
そのせいで、右肩が上がり左肩が下がる姿勢になってしまいます。
結果は第4位でした。
▶まなまるさん
表現力は100点満点でしたが、あとの4項目が少しずつ足りず、結果は杉浦みずきさんと同じく第4位になってしまいました。
表現力は天性のものもあるので、あとの項目を磨いてぜひリベンジしてほしいです。
▶後藤理花さん
トップバッターで最年少。
ミスは少なかったですが、少し肩に力が入るので音色が硬いように感じました。
手はあまり大きそうではないのにオクターブがビシっと決まっています。
結果は第6位でした。
▶カニササレアヤコさん
良いところもたくさんあったのですが、やはりミスタッチが響いてしまったようです。
ピアノ発表会ならバッチリな演奏だと思いますが、結果は第7位。
▶ムック
太い指なのにきちんとタッチできていることが不思議です。
手袋をはめてピアノの練習してみようかな?
結果は大健闘の第8位でした。
▶新條由芽さん
難関のところでテンポが若干ゆっくりになる傾向がありました。
テンポが統一するとよい演奏になると思います。
結果は第9位。
▶佐藤たかみちさん
ゲーム・ステージは鍵盤から指が離れすぎるために、ミスタッチが目立ち、残念ながら強制終了でした。
フリーステージでも実力が出し切れなかったようで、最下位に終わってしまいました。
弾く姿のカッコよさを追求していた感があります。
まとめ
やはり基礎をしっかり押さえている方は音もきれいで弾く姿も美しかったです。
ゲーム・ステージはいらないように思いますが、次回も続くのでしょうか??
フリー・ステージのほうが100倍楽しめました。
ピアノ系YouTuberがどんどん増えてきているので、ますます挑戦者がレベルアップすると思います。

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。