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バレエピアニストに向いている人

2021.08.29

私は昔バレエピアニストをしていたことがあります。

結局、バレエピアニストよりも他にやりたいことができたので、リタイアしました。

今から考えると中途半端で、ちょっと申し訳なかったです。

あれから色々音楽の経験を積んでいるので、むしろ当時よりもバレエピアニストとして対応できるように思います。

バレエピアニストに必要な条件とは何でしょう。

バレエピアニストの存在理由

どこのバレエ教室でもバレエピアニストを抱えているわけではありません。

大手でプロの方も所属しているところがメインだと思います。

もちろん、教室にアコースティックピアノがあるというのが大前提です。

そして、CDなら何枚か揃えておけばよいわけですが、ピアニストには賃金や交通費を払わなければなりません。

ピアノの調律もしなければいけません。

とにかく経費がかかるのです!

ということは、バレエピアニストはCD以上のことができなくてはいけない、ということです。

CDを操作する手間と時間が省けること。

CD以上に曲のレパートリーがあること。

緩急自在に演奏できること。

次々とバレエダンサーが順番に踊る場合、途切れることなく弾き続けてぴったり終えること。

ジャンプの滞空時間を見極めて演奏すること。

とにかくピアノが上手に弾けるだけではダメということがハッキリしています。

技術的なことは当然で、生身の人間だからこそできることを加えていくのです。

バレエピアニストに必要な判断力

バレエを習ったことのある方はおわかりだと思いますが、先生がその場で振付を考えて、すぐにその通りに生徒たちは踊ります。

その時に先生は一応振付の説明をされるのですが、バレエ用語がほとんどで、手足の動きはほとんど手首足首だけの数倍速、何拍子かも何小節かも説明がありません。

ピアニストは的確に判断し、即座に演奏に入るということが求められます。

ピアノに例えれば、コードネームをザーッと挙げられ「さぁどうぞ」と言われるようなものです。

ピアニストは速いか遅いか、何拍子かを瞬時に判断し、前奏をつけて、適切な小節数で演奏するのです。

鏡に映る身体の動きを見ながら演奏していきますが、柔軟な対応が必要な時もあります。

ここで終わりと思っていたら、まだあったということはよくあることで、即興でセンス良くまとめないといけません。

バレエピアニストの演奏技術

プロ中のプロは別として、音大卒などの音楽歴はあまり必要ではありません

しかし、バレエ音楽はフランスやロシアに影響を大きく受けているので、ドビュッシーやショパンが弾けるくらいの実力は必要です。

また、くるくる回る速い曲などを延々と弾き続けるためには、4分音符がメトロノーム120くらいの速さで、ハノンを10分間弾き続けても疲れないテクニックが必要です。

当たり前ですが、ガチガチで表現力のない演奏では、バレエダンサーも踊りにくいと思います。

ダンサーの表現力を高めて引きだす演奏が求められます。

また、楽譜に頼った演奏では限界があるので、何パターンものセンスあるアドリブが必要とされます。

もちろん、ミスタッチをしても平然と弾き続ける度胸も大事ですね。

バレエピアニストのレパートリー

とにかく使えそうな曲があれば収集していました。

これは「グラン・パ・ド・ドゥ」に使えそうとか、今度のストレッチにはこのジャズアレンジを弾いてみよう、など。

バレエピアニストをしていた時は、そんなことばかり考えていました。

もちろんバレエ音楽そのものを知ることも大切です。

『ドン・キホーテ』のコーダの音楽がお気に入りの先生がいらっしゃって、毎回ノンストップで数分間弾き続けていたこともありました。

楽譜を買うのも自腹なので、有名な曲は耳コピしました。

結局、自分で即興で弾くのが一番楽かもしれません。(そういう才能があれば…)

バレエピアニストのメンタル

あくまでも裏方のバレエピアニスト。

レッスン中はスムーズに進行して当たり前です。

常に正確な速さ、リズムが求められます。

どんなにおかしなミスタッチをしても、なかったことにして、平然と進めなければなりません。

音に歪みがでると、ダンサーの迷惑になるからです。

次の曲を弾き始めるときも待たせてはいけないし、選曲ミスもできません。

しかもバレエの先生は、レッスンにおけるピアニストの都合などは全く眼中にありません。

ムンムンした熱気で汗まみれになろうが、手が疲れようが、ピアニストに気を使っている場合ではないのです。

慣れるまでは相当な緊張感と精神力が必要です。

まとめ

・耳コピができたり、バレエの先生の鼻歌で似たような曲が弾けるなどの音感がある

・バレエの芸術性を高めるような、音楽性のある演奏ができる

・指が速く回り、長く弾いても疲れない

・即興演奏ができる

・ジャンルを問わず、いろいろ弾ける

・鉄のメンタル

ブログを書いてきて、先ほどからある方の顔が浮かんでいます。

かてぃん(角野隼斗)さん!

バレエピアニストを目指したい方は、まずミニかてぃんさんになってください。

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Pianeys(ぴあにーず)
物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

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