情熱大陸「ピアニスト・角野隼斗(かてぃん)」さんの放送回を見て〜感想と私の思い
いつ情熱大陸に登場されるか、首を長くして待っておりました!
ショパン国際コンクールというピアノの一大イベントを前に、なんというナイスなタイミングでしょう。
ピアニスト・角野隼斗さんももちろん素敵なのですが、実は私はYouTuber(ユーチューバー)・かてぃんさんの大ファンです。
私がはじめて角野さんを知ったのは、『関ジャニ∞のTheモーツァルト 音楽王No.1決定戦』でした。
東大生ピアニストとして挑戦されましたが、ミスタッチの回数で残念ながら敗退してしまいました。
そのときはあまり角野さんのことを知らなかったので、「東京大学のピアノ研究会で、ずば抜けている人」くらいに思っていました。
ところが数年前、『かてぃん』としてYouTubeで活躍されているのを知って、「え!あの角野さん?!」とびっくりした次第です。
かてぃんさんはクラシックで培ったテクニックの上に、独自のアレンジ技術で曲を壮大に盛り上げます。
クラシックはもちろんのこと、J-POPやアニソンまで弾かれますが、即興演奏も含め、そのレベルの高さはピアノ系YouTubeの中では断トツです。
私が一番好きな動画は、一般の方から募集した演奏動画にかてぃんさんが伴奏をつけるという企画↓ ↓
この才能に度肝を抜かれました!
真面目だけど自由でおちゃめというお人柄も好感が持てました。
古代、音楽は理系に分類されていました。
音階は数学者ピタゴラスが発見したものです。
情熱大陸で角野さんがコードを分析していましたが、完全に理系でしたね。
ふと頭に浮かんだコードを忘れないように書き留めるところは痺れました!
やはり、ジャズの理論を勉強されているとのことです。
何かの対談で、ハノンをジャズ風にアレンジしてテクニックの練習に取り入れていると聞きました。
クラシックにないコードをジャズから取り入れて、より幅広くより自由に作られた音楽は、クラシックでもジャズでもない、もはや「かてぃん」というジャンルです。
昨年、角野さんのお顔をショパン国際コンクールの予備予選通過者の中に発見したときは仰天しました。
只者ではないとは思っていましたが、まさかこれほどとは…。
「なぜショパン国際コンクールを受けるのか?」という質問に対して、角野さんは言葉を選びながら「自分はもう、クラシックだけをきわめることはしないけれども、オンリーワンになるために、クラシックが自分の強みであり立ち位置であるから。」とおっしゃいました。
コンクール、しかもショパンコンクールは、もちろんものすごい鍛錬が必要で、ショパンコンクールの舞台でしか学べないことがたくさんあるのでしょう。
そこに身を投じてみることで、自分自身が飛躍的に成長することを知っておられるのだと思います。
そこに山があるから登る。ショパン国際コンクールが良いタイミングで来たから受ける。
そういうことなのでしょう。
ショパン国際コンクールの予備予選まで進んでいるほどのコンテスタントは、舞台の上で自分がどう変化するか体験してみたいというワクワク感でいっぱいなのでしょう。
ちなみにショパン国際コンクールには、角野さんの恩師である金子先生に同じく指導を受けておられる、牛田智大さんも出られます。
反田恭平さん、小林愛実さんも楽しみで目が離せません。
ショパン国際ピアノコンクールに興味のある方は関連ブログをお読みくださいね♪
ポーランドから帰って来られた角野さんは、また新たに何かに挑戦されるでしょう。
「やりたいことは全部やる!」という角野さんに、これからも目が離せません。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。