[私の楽譜体験記] 遊ぶ暇もない~大学時代
無事に師匠のいらっしゃる第一志望の音楽大学に合格しました。
音大はもちろん音楽漬けの日々で、どんどん曲が出され、譜読みと暗譜に追われる毎日でした。
今までのぬるま湯が一気に熱湯に!
ソロ曲の他に声楽や管弦楽器の伴奏やアンサンブルも加わります。
長期休暇は師匠宅でレッスンがあり、大学在学中は友達と旅行にも行けませんでした。
いわゆる世間の「花の女子大生」という言葉とはかけ離れた学生生活でした。
音大の定期実技試験は年2回。下記は2回生の前期のテスト曲です。
A) ショパン、ドビュッシー、リスト、ラフマニノフ、スクリャービンのエチュードから2曲選ぶ。
B) J.S.バッハの平均律、又はパルティータ(1~6)、イギリス組曲から1つ選んで全曲演奏。
C) ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンのソナタ(但し簡易なソナタは除く)1つを選んで全楽章演奏。
D) ロマン派・印象派・近代の作曲家の自由曲1曲。こちらの上級程度です。
1回の試験は少なく見積もっても合計7曲でした!
ちょっとしたリサイタルのプログラムのようです。
もちろんホールでの暗譜演奏。
他の人が弾く曲が気になっていたのか、今も友人が弾いた曲などを覚えています。
コンチェルト(楽譜種別:古典派、ロマン派・近代混在)
19歳頃~
音大時代にはモーツァルトやベートーヴェンのコンチェルトを勉強しました。
コンチェルトの実技試験ではラヴェルの『ト長調』をいただいて幸せ全開でしたが、第2ピアノがめちゃめちゃ難しく、結局お相手が見つからなかったので、フランクの『交響的変奏曲』になりました。
こちらもとても素敵な曲でした。
卒業後、グリーグをオーケストラと協演させていただきました。
プロコフィエフ(楽譜種別:近代)
19歳頃~
初プロコはソナタの3番。
その後1番も弾きましたが2番もいずれは弾きたいです。
プロコの後期の作品はパスです。
ラフマニノフ(楽譜種別:ロマン派)
22歳頃~
ラフマニノフはやはり手の大きさで敬遠がちでした。
学生時代、先生にも勧められたことはありません。
自分の好きなプレリュードなどは卒業後までお預けでした。
スクリャービン(楽譜種別:近代)
22歳頃~
本当に綺麗な旋律です。
スクリャービンは譜読みや暗譜は大変ですが、弾いていると鳥肌ものです。
楽譜進行マップもあわせてご覧ください。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます♪
もし音大を目指しておられる方がおられましたら、何かの参考になれば幸いです。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。