[私の楽譜体験記] 集会所の音楽教室~幼少期 その2
ピアノを始めて1年が経ちました。
相変わらず町の音楽教室に通っていました。
仲の良い友達はピアノを習っていなかったので、自分の進度などはわからなかったと思います。
この頃は週1回のレッスンでしたが、何分だったかは忘れました。
私は家で練習している時よりも、先生の前で弾く方が上手に弾けるタイプだったので、母に「この曲も合格できたの??」と言われることが度々ありました。
ブルグミュラー25の練習曲(楽譜種別:ロマン派)
5歳頃。
こちらも日本では有名な楽譜で、バイエルの次はこれだったという人が多いと思います。
その人気は今も健在です。
バイエルの最後の方よりも簡単なので、私はバイエルが終わる頃に並行して始めていました。
1年くらいかかったようなので、1ヶ月に2曲合格するペースです。
ツェルニーリトルピアニスト(楽譜種別:練習曲)
5歳~7歳頃。
ツェルニーはたくさんの練習曲を残しています。
初級で有名なのはツェルニー100番ですが、私はなぜかちょっとマイナーなリトルピアニストを渡されました。
始めの方は譜読みが簡単です。
メトードローズの系列にはピアノの練習ABCがありますが、こちらはやりませんでした。
当時の私は、ツェルニーは100番をやりたかったし、ピアノの練習ABCも魅力的でした。
こどものバッハ(楽譜種別:バロック)
7歳~9歳頃。
バロック音楽の入門書です。
アンナ・マクダレーナやプレ・インヴェンションのような楽譜ですが、子供が見やすいように大きな音符になっています。
小学校に上がってから『こどもの…』という題名とにぎやかな表紙が、ちょっと恥ずかしかったです。
ピアノのテクニック(楽譜種別:指の訓練の曲)
6歳~9歳頃。
指の基礎訓練の楽譜です。
『ハノン』は2オクターブ往復の練習曲ですが、こちらは1オクターブで折り返します。
しかも1曲の中で最初と折り返し、最後の合計4小節しか楽譜がなくて、以下同様という合理的な書き方です。
いつまで経っても終わらない~早く『ハノン』になりたいな~と思っていました。
ピアノ小曲集(楽譜種別:バロック、古典派、ロマン派混在)
4歳~7歳頃。
タイトルがついた自由曲です。
初めての発表会では『人形の夢と目覚め』を4歳の終わりで弾きました。
5歳の時はリヒナーの『ジプシーの踊り』でした。
そこそこ速くは弾けましたが、オクターブが届かず下の音だけ弾いていたようです。
『エリーゼのために』もこの頃に弾きました。
一般的に受験コースのピアノレッスンは、指の訓練の曲、練習曲、バロック音楽、古典派音楽、ロマン派音楽or近代音楽という5本柱で進んで行きます。
- 指の訓練の曲
- 練習曲
- バロック音楽
- 古典派音楽
- ロマン派音楽・近代音楽
自分の楽譜体験を表にして並べてみると、既に幼児期からそうであったことにびっくりです。
次の記事は小学校時代です。
お楽しみに〜♪
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。