[私の楽譜体験記] ピアノを習い始める~幼少期 その1
私はウン十年前に4歳になってすぐからピアノを始めさせてもらいました。
もちろんその頃はピアニストやピアノ講師になるとは思ってもみませんでした。
通い始めたのは近くの集会所で開かれていた音楽教室です。
神童でも天才でもなく、ちょっと真面目で負けず嫌いの普通の女の子でした。
後でわかったのですが、ピアノ教室で出された宿題が結構すぐに弾けてしまうので、もったいないと思った母は、週1回30分のレッスンを週2回15分に交渉してくれたそうです。
母はピアノの経験がなかったので、私は幼児ながらも一人で譜読みをしていたようです。
ピアノ講師になってから、世のお母様方は家で必死にピアノの練習サポートをしていると知りました。
私は母の手を借りなかったので譜読みも初見も速くなったのだ、と母に感謝しています。
バイエル(楽譜種別:古典派の系統)
4歳頃。
当時はピアノを始めると言えばバイエルでした。
何の疑いもなくみんなが練習していました。
この楽譜の長所短所については⇒こちら
楽譜には使い始めた日と終了した日が書いてありましたが、11ヶ月で上下巻終わっています。
メトードローズ(楽譜種別:ロマン派の系統)
4歳頃。
ドイツ系のバイエルに対して、メトードローズはフランス系の楽譜です。
こちらも当時はバイエルの次によく使われた楽譜で、バイエルよりも音楽性が豊かです。
普通はバイエルかメトードローズのどちらかを使いますが、私は珍しく両方やっていたようです。
童謡集(楽譜種別:自由なお楽しみ曲)
4歳頃。
母曰く、私が「弾きたい」と言ったそうです。
知っている曲を弾きたかったのでしょうね。
今は色々な曲集がありますが、当時は選択肢が少なかったと思います。
今回紹介させていただいた3冊がスタートとなり、ここから私の楽譜体験は進んでいきます。

(続く)

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。