幼児のピアノ発表会選曲で行き詰まったとき
Pianeysでは幼児が初めての発表会で弾くおすすめ曲をたくさんご紹介しています。
しかし、幼児にはできることが身体的に限られます。
和音を弾く力がなかったり、指が弱くて大きな音が出せなかったり。
でもこれらは訓練によってある程度できるようになってきます。
しかし習っていない音がたくさんでてくる曲や、習っていない拍子の曲をそのまま挑戦させるには不安があります。
今回はその工夫についてお伝えします。
まだ習っていない音がたくさんでて来る曲の場合
初心者の方(特に幼児)が真ん中のドの辺りの音しか知らない場合には、高音やヘ音記号の音を教えこむことは教えるほうも教わる方も大変です。
しかも、自分で音を読んで覚えて行くレッスンがストップしてしまいます。
その場合は、ピアノ講師が1オクターブ移動した楽譜を作ってあげることをおすすめします。
弾けるようになってから、1オクターブ上で弾くとか下で弾くなどを指示されると良いでしょう。
習っていない拍子の曲
8分の3拍子や 8分の6拍子の曲には、8分音符や付点4分音符など、難しそうな音符や休符がたくさん登場します。
8分の3拍子や8分の6拍子の曲は、4分の3拍子に書き換えてあげるのも一つのアイデアです。
ピアノ講師が弾く通りに覚えさせる方法もあると思いますが、大切なのは自分の力で音を読み、拍を数えることだと思います。
楽譜を作成するには労力もいりますが、普段のレッスンでの労力を考えるとそれほどではありません。
本当はこういう楽譜だという説明も一応しておきましょう。
選曲の幅もぐんと広がります。
【幼児のピアノレッスン関連記事】
初心者の幼児が陥るピアノレッスンのよくある問題点
疑問に思う家でのピアノ練習時間
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。