【あがり症を克服する方法】演奏動画を撮影する
ピアノを舞台の上で演奏するときは、誰しも緊張するものです。
緊張するのは良いのですが、あがるのは良くありません。
この「緊張する」と「あがる」は、似ているようで全然違います。
ピアノの演奏だけでなく他の多くのことに当てはまると思いますが、緊張しても成功することは多いですが、あがってしまっては失敗します。
どうすればあがらない?
あがるというのは、緊張の壁のはるか向こう側にあります。
緊張を通り越すと、あがった状態に突入するイメージです。
あがらないようにするには、緊張する場面をたくさん作って、緊張状態に慣れるのが大事です。
「あ~この感覚」と、緊張を事前に体験しておくのです。
緊張感の中で良い演奏ができるようになるのが、本番成功の最大の秘訣です。
事前準備が命です。
あがった状態になってしまっては、冷静ではいられません。
そうなってしまっては「この感覚、知ってる知ってる」というような余裕はないでしょう。
あがらないための事前準備
ピアノを人前で演奏することを想定した「あがらないための事前準備」はいくつかあります。
例えば、師事されているピアノの先生の前で弾くときは緊張するでしょう。
これももちろん、あがらないための準備です。
ただ、先生の前での演奏にはどうしても慣れが出てきますので、これだけでは不十分です。
あがらないようにするためには、加えて、家族や友人の前で弾くことをしてください。
日常的に演奏を聴いてもらえないくらいの距離感の人(=慣れのない人)のほうが良いです。
何かしながら聴いてもらうのではなく、5分程度の時間を作ってもらい、そばに座って真剣に聴いてもらってください。
結構な緊張感を味わえると思います。
さらに、演奏動画を撮影することまでやってください。
演奏動画を撮影する
自分が演奏しているところを誰かに動画で撮ってもらうと、すごい緊張感が襲ってくると思います。
テニスやゴルフをされたことがある方は、自分のフォームを誰かに撮影してもらったことはありませんか?
カメラを向けられると少し身体が固くなると思います。
人の手を借りなくて、自分で録画ボタンを押したとしても緊張しますね。
本当は撮った動画をYouTubeなどにアップするところまでやっていただきたいですが、なかなかそこまではできないかもしれません。
それでも、誰かに見せるくらいのつもりで、しっかり緊張して動画を撮ってください。
私はこれまでに500本くらいの動画をYouTubeにアップしてきましたが、人に見せる演奏動画を撮るのは結構なパワーがいります。
でも、その行為は格段の進歩をもたらします。
ちょっとした勇気が、失敗を恐れない性格を作っていきます。
演奏動画を撮ることは、ステージの本番に比べたら低いハードルです。
本番はもっと高いハードルなのに、一発勝負でいどむのは危険だと思います。
そして、何度か演奏動画を撮ることで、緊張状態に慣れ、徐々に良い演奏ができるようになるなら、本番での成功率も徐々に高まっているということです。
そういった事前の成功体験は、本番時のポジティブなメンタル状態にもつながります。
まとめ
あがり症を克服するためには、事前に緊張を感じながら演奏する練習を重ねてください。
・ピアノの先生の前で弾く
・家族や友人の前で弾く
・演奏を動画で撮影する
これらはすべてやってください。
その上で、失敗してしまったのなら、本気の失敗には価値があるので、きっとそれは次の成功につながります。
撮影した動画を見てみると、微妙なテンポの乱れだったり、意外と左手の伴奏が大きすぎたり、強弱の変化をつけたつもりだけどあまり付いていなかったり、だんだんゆっくりするところが不自然だったり。
気になるところがいろいろと見つかると思います。
専門家のアドバイスも聞いてみたい方は、その動画をPianeysに送ってください。
Pianeysでは、送っていただいた動画を見て、感想とアドバイスをお返しするLINEレッスンをおこなっています。
PianeysのピアノLINEレッスン
あなたの気づかなかった改善点をお伝えできると思います。
演奏動画は本番ではないので、今の100%でなくてもかまいません。
むしろ上手く弾けなかったところがある方が、ミスしたところや弾きにくそうなところの原因をお伝えできるので良いです。
皆様のピアノライフを応援しています♪
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。