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一生ものの楽譜

2019.12.12

今私の家には1000冊近い楽譜達がいます。

ピアノを習い始めたての数冊はなぜか見当たらないのですが、基本的に楽譜は捨てません。

ボロボロになっても、表紙が取れても保管しています。

捨てるなんて考えたこともありません。

というのは楽譜は生き物だからです。

私の子供の頃の楽譜と現在店頭にある楽譜は、同じ出版社でも微妙に内容は違います。

それは楽譜を校訂する人が違うからです。

指使いもスラーの位置もペダルも違います。

時々昔の楽譜を取り出して、どちらの指使いが弾きやすいか確認することもあります。

ずっとピアノがお友達になりそうな生徒さんには、ショパンやベートーヴェンなど少し値段が張りますが輸入の原典版を買ってもらっています。

原典版というのは作曲家が書いたままの楽譜で、信頼性があります。

先ほど「校訂」という言葉を使いましたが、校訂版は原典版をわかりやすく解釈した本ということで、校訂者の意見が反映されているのです。

音大に進む人はもちろん原典版を使っています。

参考書として校訂版を見ることはありますが、教授先生に「あなた、〇〇先生の楽譜持っているわね?」と見抜かれたりします。

原典版でも年代によっては内容が変わっていたりします。

その後の研究で、間違えて印刷されていた音がわかることも少なからずあるし、作曲家の新しい楽譜が発見されることもあります。

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物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

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