楽譜で今弾いているページに付箋やしおりを挟んでいる生徒さん、結構いらっしゃいます。
実はこれ、ちょっと困ります。
付箋が外れたり、しおりが落ちたりしたときに、グランドピアノのふたと本体の隙間に入り込んでしまうことがあるからです。
案外その隙間は大きく、鉛筆までも入ってしまうのです!うっかり譜面台に鉛筆を置いてしまって、何かの拍子にふたの中に入ってしまうこともありました。
鉛筆は鍵盤のふたを外して取り出せますが、小さくて薄い紙はもっと奥に滑り込む可能性があります。そんな時は調律師さんのお世話にならなければどうしようもありません。なので、いつも事情を話して付箋やしおりはあらかじめ外してもらうようにしています。
時々クリップの方もいらっしゃいますが、硬いものはピアノを傷めるのでこれも取って頂いております。
しおりや付箋で目印を付けなければならないということは、あまり練習していないという証拠にもなります。練習をしていれば、そのページがサッと開くようになっているということは経験上知っています。
時々楽譜が閉じるのを防ぐために、他の楽譜を重しにしている方もいらっしゃいますが、鬱陶しいのでやはり真ん中部分はきっちり折って来てほしいと思います。
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