進度が遅くても全く気にしない小さな生徒さん~ちょっと困ったピアノの生徒さん
幼い頃を振り返ってみると、私は教えやすいピアノの生徒だったように思います。
ピアノの上手下手は置いといての話。
ピアノを習わせてもらっていることを、子供心にしっかり受け止めていたように思います。
ピアノは家での練習が必要です。
また、習いに行く覚悟を親子でしっかり確認することが必要だと思います。
今は色々な習い事に紛れてのピアノレッスンなので、習いに来る覚悟も違うかもと思います。
まず、一昔前は電子ピアノという楽器が一般的ではありませんでした。
つまり、アコースティックピアノを買うということは、部屋も狭くなるし音も大きいし値段も高いし、色々な葛藤があっての決断が必要だった訳です。
そして習いに行くということで、結構な額のお月謝も発生し、せっかく立派なピアノを買ったのだからちゃんと練習するように!と親も子もそれなりに真剣だったように思います。
ところが最近はちょっと大きなおもちゃを買う、というくらいの感覚の親御さんもいて、家での練習をおろそかにしている人が増えています。
「とりあえずピアノを習わせているから、何か弾けるようになるだろう」というのは事実なのですが、やはり努力が欠けていては弾けません。
何週間経っても初見で弾くのと変わらないのはまずいです。
きっとこれではピアノをやめた時に何も残らないだろうな…と思います。
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。