ピアノ・新曲に取りかかる時~私のピアノ練習法、第一段階
連弾のコンサートもおかげさまで盛況のうちに終わり、今度は勉強会に向けてソロの曲に取りかかっています。
ピアノ教室の小さい生徒さん達には片手ずつの初見を推奨していますが、私の新曲の初見練習はちょっと違います。
とにかく最初から最後まで、音を落とさずにゆっくり弾いてみるところから始めます。
曲目はプロコフィエフのソナタです。
約9分の曲ですが、第一回目の初見は1時間近くかかりました。
現代曲なので難解なのです。
後はもう気分しだい。
大雑把な人間なので、今日は1ページだけとか、出来るまで次に行かないなどという決まりごとはできません。
気に入ったフレーズがあれば何回も弾くし、落ち着いて練習する気分の時は、ぐちゃぐちゃで弾けなかったところを取り出して弾きます。
そうしながら時々時間を計ります。
最初1時間かかったのが、30分になり、15分になり・・・
なんとかこの曲を10分を切る速さで弾けて、楽譜無しでも弾けたところまでが第一段階と言えるでしょう。
この時点で楽譜を見ないで弾けても、まだ暗譜をしているとは言えません。
時々音を忘れて楽譜を見るとします。
その時、パッとその場所を見ることができるかどうかが暗譜の完成度につながっていると思います。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。