友人ピアノ講師、本番中に抜け殻になる~ピアノ発表会・ピアノ講師の長い一日
発表会の締めくくりは、私達指導者の連弾です。
曲はモシュコフスキー作曲『スペイン舞曲』です。
それほど合わせるのも苦労せず、華やかで聴き応えがあり、良い選曲でした。
二人の連弾合わせは3回しました。
いつも私が友人の家にお邪魔するという形です。
発表会の打ち合わせが3分の1、お昼やデザートを食べるのが3分の1、その他は友人のお母さん先生のおしゃべりがほとんどで、連弾合わせはいつも「わぁ~こんな時間になってる~」と大急ぎで始めるのでした。
さていよいよ私達の登場です。
友人は私よりも生徒数が多く、生徒さんとの連弾もたくさんありました。
もうフラフラだったと思います。
私はセコンドですが、友人が私に先に出るように道を譲ってくれました。
プリモが先、セコンドが後と決めていたので「?」と思いましたが、私が先頭を歩き、お辞儀をすると、なんと友人がセコンドに座ろうとするではありませんか!
完全に我を忘れています。
慌てて誘導し座り直しました。
最初の出だしは二人同時に出るので、友人が合図をすることになっていました。
8分の6拍子なので「1、2、3、2、2、3」で入るのを決めていたのですが、友人は自分が合図を出したのにもかかわらず、なぜか弾きませんでした。
あとで聞くと、なんとなく私が弾かないような気がしたということです。
え~~!!!
こんなことは初めてでしたが、もう一度仕切り直して何とか弾き終えました。
友人曰く「疲れきってパワーのかけらも残っていなかった。」とのこと。
こうして全ての演奏が無事終了し、ホッと一息つくことができました。
お疲れ様でした!
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。