残念な客席のマナーの悪さ~ピアノ発表会・ピアノ講師の長い一日
中学生の演奏が始まりました。
華やかな演奏はまたしても注目の的でした。
しかし一つ気になることがありました。
それは客席です。
先程から子供の声がビンビン聞こえるのです。
案の定、子供の高い声の後に生徒さんの指はもつれてしまいました。
生徒さんの演奏が終わるなり、姪が舞台袖にやってきました。
「マイクで子供を注意して!すごく良い演奏だったのに、お客さんもうるさい子供に気を取られていたわ。」
私はアナウンサーにそのことを伝え、姪と一緒に客席に行ってみましたが、当の子供の姿はありませんでした。
姪が言うには、側に母親らしき人がいたけど、ほとんど注意しなかったとのこと。
うちの生徒さんではないし、友人の教室の生徒さんでもなさそうです。
どうやらお友達の演奏を見に来た親子連れらしいです。
客席で声を立てられると、他の観客の迷惑になるのはもちろん、一番迷惑をこうむるのは演奏者だということを、演奏しない一部の人は気付かれないようです。
演奏中は客席の物音がやたらと気になることがあります。
気持ちがほぐれる場合も時にはありますが、集中が途切れてしまうことがほとんどです。
それにせっかくの記念の録音も台無しです。
その子のお母さんは自分が見るのに必死になっていたのかもしれませんが、小さい子が公共の場で騒ぐのは親の責任です。
せめてホールの中で何かあった時にすぐに外に出れるように、ドアの側にいる配慮は持っていただきたかったです。
騒がないのもマナーなら、親が責任を持って子供を注意するのもマナーだと思います。
当の生徒さんは演奏に集中していたので子供の声はあまり気にならなかったとのこと。
指のもつれは単なる事故だったと言いました。
素敵すぎる!!
♪ピアノ教室のマナーに関する他のオススメ記事♪
ピアノコンサートのチケットをピアノの先生から買うとき
出張レッスンでお茶とお菓子を断る理由

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。