レッスン中に集中力が欠ける生徒さん
ピアノのミスタッチは、大人の方の場合は練習不足がほとんどですが、子供の生徒さんの場合は集中力が欠けている時も多いです。
しかも子供なら、集中していないことは音色や目力で一目瞭然です。
先日も幼児の生徒さんでそういうことがありました。
集中できていないので、音は合っていてもフワフワしています。
私は青いモヘアのセーターを着ていたのですが、その生徒さんは触りたくて仕方がなかったみたいです。
弾き終わって私が音の注意をしている間、私のセーターをサワサワと撫でていました。
曲がもう終わりだと思って気が抜けてしまう時も、音色でわかります。
これは気づかないうちに癖になるので、きちんと注意しています。
また、集中できていないようなフワフワした音で弾いているのに、目力がある場合は練習不足です。
発表会はもちろん、プロのピアノコンサートでも音がおかしくなる前に「怪しいな・・・」と思うことがあります。
それは演奏に対する不安から、音色が硬くなってしまうからです。
おうちの練習から1曲弾き切る集中力を身に付けておきましょう。
速く弾きすぎてできないところだけゆっくりになるより、ゆっくりめの速さできちんと弾く方が集中力がアップします。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。