ペダルの踏み方を初めて教える時・私流
2016.09.29
昨日は久しぶりにテスト明けの高校生の生徒さんのレッスンでした。
弾き始めると、前回よりも少しもたついているのがわかりました。
原因はペダルです。
初挑戦のペダルがまだまだ難しいようです。
ペダルが入ると、初めての人は例外なく苦労します。
ペダルの記号は音の真下に書いてあるので、踏みかえる時にもその調子で踏むと、音がうまくつながりません。
また、変えるタイミングが遅すぎると音がにごってしまいます。
私が初めてのペダルを教える時には、右手でド・レ・ミ・ファ・ソ・・・と一つずつ切って弾き、ペダルで繋げる練習から入ります。
手が鍵盤を押さえている間に、足はすばやく踏み直さなければいけません。
つまり、足が手よりコンマ秒遅れる感じで踏まないと、レガートに繋がらないのです。
私は失礼して、生徒さんの足の上に自分の足を重ねて踏むタイミングを取ってもらっています。
その生徒さんは結構飲み込みが速く、自分の音も聞けていました。
左手にペダルをつけての練習をたくさんするようにということで、昨日は終わりました。
ペダルが入ると自分の音が豊かになり気持ちが良いそうです。
来週が楽しみです。
Pianeys(ぴあにーず)
物書きピアニスト
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。